文化庁創立50周年を迎えて[文化庁長官談話]

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平成30年6月15日

文化庁は本日6月15日をもって創立50周年を迎えました。
これに当たり,文化庁長官による談話を発表しましたので,お知らせします。

(京都府政記者クラブ,京都市政記者クラブ,京都経済記者クラブ,関西プレスクラブ同時配布)

1.文化庁長官談話

文化庁創立50周年を迎えて

本日6月15日をもって,文化庁は創立50周年を迎えました。

昭和43年,当時の文部省文化局と文化財保護委員会を合わせて設立されたのが文化庁です。この半世紀の間,目まぐるしく変わる社会情勢のもと,文化庁としても様々な課題に直面してまいりましたが,それらを一つ一つ乗り越え,この節目の年を迎えられましたのも,ひとえにこれまで各方面からいただいた御指導・御支援の賜物です。心から御礼申し上げる次第です。

文化は,人間の創造的営みによって形作られていくものです。

演劇や舞踊,音楽,美術といったものもあれば,茶の湯や生け花,和食といった日々の生活の中で育まれてきたもの,国内外から高い評価を受けている日本のアニメやマンガ,ゲームなど近年急速な発展を遂げたものもあります。

さらに,日本全国を見渡してみれば,各地で土地固有の祭りや年中行事,また,風土や時代を反映した建物や美術品等が,長い時間の中で修復等を繰り返しながら伝承されてきております。

我が国がこのように多様で豊かな文化を有するのは,先人たちの自国文化に対する誇りとそれを継承しようとする並々ならぬ努力があったからであり,そして今も各分野で精進されている方々の存在があるからにほかなりません。

現代に生きる私たちは,こうして創造されてきた文化を確実に受け継ぎ,未来へと繋いでいく義務があり,そのために力を合わせていく必要があります。

文化庁は,これまでの50年を踏まえ,これからの50年も我が国の文化行政の中核としての役割を果たしてまいります。本日からの新たな一歩を国民の皆様とともに踏み出したいと考えております。

本年10月1日には,遅くとも2021年度中に予定されている京都への全面的な移転を見据え,庁全体の機能強化を図り,新たな組織体制を整えた「新・文化庁」がスタートします。また組織改編前日の9月30日には,文化庁創立50周年を記念する式典を国立京都国際会館で開催いたします。

更にパワーアップする文化庁に御期待いただくとともに,今後とも引き続き文化行政への御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年6月15日

文化庁長官宮田亮平

2.その他

文中に記載のとおり,創立50周年を記念する式典を9月30日(日)に,京都において開催いたします。

(参考:文化庁創立50周年記念式典)

日時:平成30年9月30日(日)

9:30~12:00(予定)

場所:国立京都国際会館New Hall

(お問合せ先)
文化庁長官官房地域文化創生本部

総括・政策研究グループ
星野,渡辺,神足

電話:075-330-6723(直通)


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