日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』
-皇室の至宝・国宝プロジェクト-の実施について

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平成30年11月29日

文化庁,宮内庁及び株式会社読売新聞グループ本社は,日本美を守り伝える「紡ぐプロジェクト」を共同で進めることに合意しました。

国宝・重要文化財及び宮内庁三の丸尚蔵館に収蔵される皇室ゆかりの優品の特別展を開催。特別展などプロジェクトの収益を活かした文化財修理から美術品を紹介する多言語ポータルサイトの開設運営までを一体的に行う国内初の取組で,平成と次の時代を紡ぎます。

1.特別展の開催

(1)特別展御即位30年記念両陛下と文化交流―日本美を伝える―

  • ・会期:2019年3月5日()~4月29日(・祝)
  • 会場:東京国立博物館本館特別4・5室
  • ・展示作品:酒井抱一「花鳥十二ヶ月図」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)等
  • ・主催:東京国立博物館,宮内庁,文化庁,読売新聞社

(2)特別展美を紡ぐ日本美術の名品―雪舟,永徳から光琳,北斎まで―

  • ・会期:2019年5月3日(・祝)~6月2日(
  • 会場:東京国立博物館本館特別4・5室
  • ・展示作品:狩野永徳「唐獅子図屏風」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)等
  • 主催:東京国立博物館,文化庁,読売新聞社・協力:宮内庁
  • (写真1)狩野永徳筆「唐獅子図屏風」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)

    (写真1)狩野永徳筆「唐獅子図屏風」
    (宮内庁三の丸尚蔵館蔵)

  • (写真2-1)狩野永徳筆 国宝「檜図屏風」(写真2-2)狩野永徳筆 国宝「檜図屏風」

    (写真2)狩野永徳筆国宝「檜図屏風」
    (東京国立博物館蔵)

2.文化財修理事業

プロジェクトの収益の一部を充て,国宝等の修理(知恩院「阿弥陀二十五菩薩来迎図」)に必要な支援を行う。下記3.のサイトで修理の様子や修理の必要性や意義を発信する。

(写真3)知恩院「阿弥陀二十五菩薩来迎図」
(写真3)知恩院「阿弥陀二十五菩薩来迎図」

3.日本美と文化を紹介する多言語ポータルサイトの開設

宮内庁三の丸尚蔵館に収蔵される皇室ゆかりの優品や国宝・重要文化財について,高精細画像を用いてデジタルアーカイブ化する。時代背景や文化的価値にも触れられる魅力的な多言語ポータルサイトを2019年前半に本格稼働予定。

4.紡ぐプロジェクト開始記念シンポジウム

  • ・日時:2019年3月28日()13:30~16:30(予定)
  • ・会場:よみうり大手町ホール(東京都千代田区)
  • ・登壇:文化庁長官宮田亮平
    元国立西洋美術館長美術史家高階秀爾ほか

※詳細は別紙参照

<担当>文化庁文化財第一課

課長
平山直子(内線2884)
調査係長
福島俊輔(内線3154)

電話:03-5253-4111(代表)

03-6734-3154(直通)

<各事業問合せ先>読売新聞グループ

本社広報部電話:03-3216-8502

別紙

別紙は文化庁,読売新聞社によるプレスリリースです。

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