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平成31年3月22日
文化庁では,平成28年熊本地震により被災した史跡井寺古墳(熊本県嘉島町)について,調査を実施しました。これにより状況を把握し,被災原因の一端を明らかにしました。
この取組は,地震による文化財被害を把握するために重要で,今後の古墳の防災措置を考える上でも重要な成果が得られました。
1 事業の概要
平成28年熊本地震で大きな被害を受けた史跡井寺古墳について,震災後初めて石室内部へ立入り、調査と状況の把握を行いました。今回得られた情報は地震が古墳に与えた被災の様子を示すものであり,今後も予測される震災から古墳の保護を図るために必要な情報として重要です。
2 今後の取組
周辺で被災を受けた古墳の詳細な状況把握をさらに進めるとともに,地震が古墳へ及ぼす影響の解明を行い,全国の古墳の防災措置に活用します。また,平成31年3月23日には熊本県内装飾古墳一斉公開事業が実施され,今回調査した井寺古墳についても公開されます。
<担当>
文化庁文化資源活用課支援係
新井慶子
文化庁文化財第二課埋蔵文化財部門
近江俊秀(内線2879)
川畑純
代表03(5253)4111
直通03(6734)2876
別紙
別紙(588.3KB)

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