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令和2年12月17日
ユネスコ無形文化遺産保護条約第15回政府間委員会において,我が国より提案した「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」の代表一覧表記載に関する審議が行われ,12月17日(木)15時7分(日本時間12月17日(木)23時7分),「記載」との決議がなされましたので,菅内閣総理大臣メッセージ,萩生田文部科学大臣談話と併せて,お知らせいたします。
1.政府間委員会の審議結果
「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」については,「記載」の決議がなされた。
(参考)決議の3区分
- (1)「記載(Inscribe)」:記載するもの。
- (2)「情報照会(Refer)」:締約国に追加情報を求めるもの。
- (3)「不記載(Decide not to inscribe)」:記載にふさわしくないもの。
2.これまでの経緯
「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」は,国選定保存技術(保護団体認定)の17件を構成要素として提案したもの。
関係年表
- 平成31年3月
- 「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を提案。
- 令和2年11月
- 評価機関より「記載」の勧告。
- 令和2年12月
- 第15回政府間委員会において「記載」の決議。(現地時間:12月17日)
参考
・政府間委員会
ユネスコ無形文化遺産保護条約の締約国(令和2年11月現在180か国)から選出された24か国で構成。年1回開催され,評価機関の勧告を踏まえ,「代表一覧表」記載について最終決定を行う。
※日本は現在委員国を務める(任期:2018年~2022年)。
<政府間委員会委員国一覧>
地域 | 委員国 |
---|---|
西欧 | オランダ、スウェーデン、スイス |
東欧 | アゼルバイジャン、ポーランド、チェコ |
中南米 | ジャマイカ、ブラジル、パナマ、ペルー |
アジア大洋州 | 日本、中国、スリランカ、カザフスタン、韓国 |
アフリカ | ジブチ、カメルーン、トーゴ、ボツワナ、コートジボワール、ルワンダ |
中東 | クウェート、モロッコ、サウジアラビア |
<担当>文化庁文化資源活用課文化遺産国際協力室
- 室長
- 山田(内線4784)
- 室長補佐
- 守山(内線2870)
- 無形文化遺産係
- 吉川・櫻井(内線4698)
- 電話:
- 03-5253-4111(代表),03-6734-4698(直通)
- FAX:
- 03-6734-3820

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