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令和5年3月3日
文化庁ではふるさと文化財の森システム推進事業の一環として新たに2か所の「ふるさと文化財の森」を設定することに決定しましたのでお知らせします。
1.設定書の交付式
日時:令和5年3月3日(金)14:00~14:30
場所:文化庁長官室(旧文部省庁舎5階)
2.今回の設定地一覧
材種 | 名称 | 所在地 | 所有者 | 範囲 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 木材 (スギ・ヒノキ) |
常陸大宮市美和のスギ・ヒノキ林 | 茨城県常陸大宮市氷之沢、高部、鷲子 | 個人 (14名) |
14.3 ㏊ |
2 | 竹 | 若竹の杜 若山農場 | 栃木県宇都宮市宝木本町 | 個人 | 11.75 ㏊ |
3.「ふるさと文化財の森」の設定の概要
国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し,後世に伝えていくためには,木材や檜皮,茅,漆などの資材の確保と,これに関する技能者を育成することが必要です。
このため,文化庁では,文化財建造物の修理に必要な資材のモデル供給林及び研修林となる「ふるさと文化財の森」を設定しています。また,この「ふるさと文化財の森」は,修理用資材を通じて文化財保護への理解を深めることも目的としています。
今回,文化庁では,この趣旨に賛同いただいた所有者の申請に基づき,令和5年3月3日付けで新たに2か所の「ふるさと文化財の森」を設定します。
ヒノキは,その優れた耐久性と加工性から、古くから社寺建築で第一級の建築用材として利用されてきました。さらにスギは、柱などの構造材や欄間などの化粧材として、広く使われています。
竹は古来より身近な素材であり,日本各地に非常に多くの種類が分布しています。文化財建造物には主にマダケやモウソウチクが使用され,民家の屋根や土壁の下地,茶室や数寄屋では化粧材に使用されています。竹はこの度初めての設定地となります。
これによって,「ふるさと文化財の森」は合計88か所となります
4.参考資料
- (1)今回の設定地
- (2)ふるさと文化財の森システム推進事業について
- (3)文化財建造物の修理について
- (4)これまでの「ふるさと文化財の森」設定地一覧
5.設定書交付式の取材要領
- (1)当日の流れは次のとおりです。
①設定書の手交 ②記念撮影
- (2)取材を希望される場合は,3月1日(水)18時までに以下の必要事項を下記のアドレスへ電子メールにてお送りください。なお,スペースに限りがあるため,持ち込み機材・人数を制限させていただく場合があります。
- (3)当日は,腕章又は身分証を御着用の上,13時50分までに文化庁5階エレベーターホールに御集合ください。準備が整い次第,担当者が案内します。担当者の指示に従ってください。
〈取材申込記載必要事項〉
記載事項:貴社名・部署,御名前(御来場予定の全員分),
御連絡先(電話番号/電子メールアドレス),スチール・ムービーの別
件名:【取材登録】3月3日ふるさと文化財の森認定書交付式取材(貴社名)
〈担当〉文化庁文化資源活用課
課長 篠田智志(内線 2859)
課長補佐 津田保行(内線 4837)
修理指導部門 長尾、結城(内線 2796)
- 電話:
- 03-5253-4111(代表)
- 03-6734-3155(直通)

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