第75回ベルリン国際映画祭に関連して文化庁が実施する取組について

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令和7年2月4日

文化庁は平成15年度から「日本映画の海外発信事業」として、海外映画祭における出展や海外映画祭への若手監督の派遣など日本映画の効果的な魅力発信につながる取組を実施しています。

本事業の一環として、第75回ベルリン国際映画祭において、日本映画の魅力発信や海外の映画関係者との交流促進・関係強化に資する取組を下記のとおり予定していますのでお知らせします。

併設見本市における「ジャパン・ブース」の出展

ベルリン国際映画祭併設見本市である「ヨーロピアン・フィルム・マーケット(EFM)」において、下記のとおり「ジャパン・ブース」を出展し、10社(予定)の企業が参加します。日本映画の制作者や代理者による海外広報・営業活動の拠点として、広報活動や海外公開に向けた取組等を支援します。また、若手日本人映画監督海外プロモーションの活動拠点としても活用します。

  • ○ブース設置期間:令和7(2025)年2月13日(木)~2月19日(水)の7日間
  • ○会場:映画祭併設見本市「ヨーロピアン・フィルム・マーケット(EFM)」メイン会場 マルティン・グロピウス・バウ
  • ○ブース面積:58㎡(出展者スペース/受付/イベントスペース/スタッフスペース/倉庫含)
  • ○ブース使用企業:10社(予定)

若手日本人映画監督による海外向けプロモーションの実施

この数年国内外においてめざましい活躍をみせる若手日本人映画監督をベルリン国際映画祭及び併設見本市へ派遣します。本年度は、荒木伸二監督、草場尚也監督、串田壮史監督の3名の監督を派遣し、講義、交流会、企画のピッチの機会を通じてプロデューサー、セールスエージェント、映画祭プログラマーなど業界プロフェッショナルとの関係構築を深めます。

【参考1】ベルリン国際映画祭若手日本人監督海外プロモーション派遣監督3名を決定

在ドイツ日本国大使館主催「Japan Night」への若手日本人映画監督参加による交流機会提供

ベルリン国際映画祭開催期間中に、在ドイツ日本国大使館で開催されるレセプション「Japan Night」に若手日本人映画監督3名が参加し、ベルリン国際映画祭の機会を利用した参加者等との人脈構築や交流機会を提供します。本レセプションは在ドイツ日本国大使館が主催し、文化庁、経済産業省が協力して開催します。

【参考2】在ドイツ日本国大使館主催(文化庁、経済産業省協力)「Japan Night」の開催概要

【参考:ベルリン国際映画祭】

1951年にドイツの映画史家アルフレッド・バウアーをディレクターに迎えて以来、毎年2月にドイツのベルリンで開かれている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭で、カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭に並ぶ世界三大映画祭の一つ。

ドイツの首都ベルリンでの開催ということで、世界中の映画関係者が参加し、併設見本市「ヨーロピアン・フィルム・マーケット(EFM)」はヨーロッパに向けた発信や広報活動の場となっている。ベルリン国際映画祭における最高賞である金熊賞をこれまで受賞した日本人監督作品は以下のとおり。

(参考)

・昭和38年(1963年) 今井正監督『武士道残酷物語』

・平成14年(2002年) 宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』

文化庁参事官(芸術文化担当)

参事官
圓入 由美
参事官補佐
是永 寛志
専門職
新井 慶子

【代表】03-5253-4111(内2083)

別紙

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