第78回カンヌ国際映画祭における日本映画の海外発信の取組を実施します

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令和7年5月2日

文化庁は平成15年度から「日本映画の海外発信事業」として、海外映画祭における出展や海外映画祭への若手監督の派遣など日本映画の効果的な魅力発信につながる取組等を実施しています。

本事業の一環として、第78回カンヌ国際映画祭において、日本映画の魅力発信や海外の映画関係者との交流促進・関係強化に資する取組を経済産業省と連携して実施しますのでお知らせします。

① 「ジャパン・パビリオン」の出展

日本映画の情報発信拠点として、下記のとおり「ジャパン・パビリオン」を出展します。パビリオンにおいては、公式出品作品の紹介のほか、出品作品を中心とした日本映画の取材・プレス発表、公式出品作品関係者・海外映画業界関係者等を招待しての交流会の開催、文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)による「フィルム・フロンティア」育成対象者の活動支援ほか、各種支援制度の紹介等を実施する予定です。

○パビリオン設置期間:令和7(2025)年5月13日(火)~5月24日(土)の12日間

○会場:ヴィレッジインターナショナル リヴィエラ

○ブース面積:100 ㎡(パビリオン50 平米、テラス50 平米)

○共有ブース使用企業:5社(予定)

○「ジャパン・パビリオン」の取組内容

  • ① 公式出品作品の紹介(動画、画像提示)
  • ② 公式出品作品をはじめとした日本映画に関するミーティング、取材、プレス発表等の会場を提供
  • ③ 公式出品作品関係者、海外事業関係者を招待した交流会の主催
  • ④ 文化庁「国際共同制作映画支援事業」の紹介
  • ⑤ 経済産業省「海外制作会社による国内ロケ誘致等に係る支援」等の紹介
  • ⑥ 『Japanese Film 2025』の配布 など

○過去のジャパン・パビリオンの様子

② 併設見本市における「ジャパン・ブース」の出展

公式出品日本映画の広報宣伝のほか、カンヌ国際映画祭併設見本市である「マルシェ・ドゥ・フィルム」において、下記のとおり「ジャパン・ブース」を出展します。共有ブースとして8社(予定)の企業が参加します。日本映画の制作者や代理者による海外広報・営業活動の拠点として、広報活動や海外公開に向けた取組等を支援します。

○ブース設置期間:令和7(2025)年5月13 日(火)~5月21 日(水)の9日間

○会場:映画祭併設見本市「マルシェ・ドゥ・フィルム」メイン会場

パレ・デ・フェスティバル 地下1F

○ブース面積:42㎡(出展者スペース/受付/スタッフスペース/倉庫等含)

○共有ブース使用企業:8社(予定)

○「ジャパン・パビリオン」の取組内容

① 海外セールス自社企画PR のための商談スペース、ミーティングポイントの提供

② セールス作品の紹介動画・ポスター・チラシ等の刑事による広報宣伝 など

○過去のジャパン・ブースの様子

※内容については今後変更等が生じる場合があります。

※詳細につきましては、後日ジャパン・ブース事務局公益財団法人ユニジャパン HP(https://unijapan.org/)上でお知らせ予定です。

〇全体について

文化庁参事官(芸術文化担当)

参事官
圓入 由美
芸術文化支援室長
松永 佳子
専門官(併)映画振興係長
河北 百合
【代表】
03-5253-4111(内2827)
03-6734-2062(直通)

〇経済産業省の取組について

商務・サービスグループ
文化創造産業課
課長
佐伯 徳彦
課長補佐
渡辺 栄太朗
課長補佐
早坂 悟
【代表】
03-3501-1511

【参考】第78回カンヌ国際映画祭における日本映画公式出品作品

(※令和7年5月1日時点。「コンペティション」部門、「ある視点」部門及び「監督週間」は5月24日受賞発表予定。)

■「コンペティション」部門

…カンヌ国際映画祭の中で最も注目される部門。世界各国から選ばれた作品が、パルム・ドール(最高賞)をかけて競い合い、審査員が選んだ作品に賞が与えられる。

・『ルノワール』(早川千絵監督)

(文化庁日本映画海外展開強化事業(文化庁委託事業「日本映画海外展開強化事業」https://www.vipo.or.jp/project/aca_cinema_project/)令和2年度参加)

(文化庁文化芸術振興費補助金「国際共同制作映画支援事業」令和6年度採択)

■「ある視点」部門

…カンヌ国際映画祭の公式セレクションの一部門。若手作家による様々な種類のスタイルをもつ、独自で特異な作品群が上映される。

・『遠い山なみの光』(石川慶監督)

■「監督週間」

…フランス映画監督協会が主催。作家性を持つ監督による、特異で前衛性のある、幅広いタイプの作品を紹介することを目的としている。

・『国宝』(李相日監督)

(文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)令和6年度採択)

・『見はらし世代』(団塚唯我監督)

(文化庁若手映画作家等の育成事業(文化庁委託事業『ndjc:若手映画作家育成プロジェク ト』(https://ndjc.bunka.go.jp/)令和3年度参加)

■「ミッドナイト・スクリーニング」部門

…特別上映部門の一つで、大作やメジャー映画を中心に、深夜時間帯に上映される。

・『8番出口』(川村元気監督)

■「カンヌ・プレミア」部門

…2021年に新設された部門で、コンペティションに選ばれなかった作品や、カンヌで馴染みの深い監督たちの新作などを上映する。

・『恋愛裁判』(深田晃司監督)

■「ラ・シネフ」部門

…世界の映画学校の学生たちが製作した映画を披露する部門。

・『ジンジャー・ボーイ』(田中未来監督)

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