文化審議会の答申(重要文化財(建造物)の指定)

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令和7年10月24日

文化審議会(会長島谷しまたに弘幸ひろゆき)は、令和7年10月24日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、8件の建造物を重要文化財に新規に指定し、あわせて2件を重要文化財に追加指定(件数は変更なし)することを文部科学大臣に答申しました。

この結果、官報告示を経て、国宝・重要文化財(建造物)は、2,605件、5,597棟(うち国宝233件、303棟を含む。)となる予定です。

◎今回の答申における主なもの

【重要文化財】 光明寺こうみょうじ 8棟京都府長岡京市

法然の遺骸を荼毘だびに付した念仏ねんぶつ三昧院ざんまいいんを前身とする浄土宗寺院で、現在も境内に御本ごほんびょうが遺る。浄土宗寺院本堂の画期となる開放的な平面形式をもった本堂(御影堂みえどう)や阿弥陀堂などの堂舎群は、江戸中後期における浄土宗西山派の境内の様相を伝えている。

【重要文化財】 みずノ子のこしま灯台とうだい 1基2棟大分県佐伯市

豊後ぶんご水道すいどうの絶海の孤島に屹立する高さ41mの灯台。構造や室配置に離島の灯台ならではの独自の工夫が見られ、昨年点灯120周年。対岸の鶴見半島に一連の施設として設けられた旧吏員退きゅうりいんたい息所そくしょなどとあわせて保存をはかる。

<担当> 文化庁文化財第二課 電話:075-451-4111(代表)

課長
田中禎彦
課長補佐
上田和輝
調査部門
岡本公秀、番 光(内線9773)
審議会係
今村結記、市橋 弥生(内線9756)

別紙

指定される文化財の概要、答申件数とそれを加えた累計、時代別、種別内訳を記載しています。

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