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令和7年11月28日
11月28日(金)に開催された文化審議会無形文化遺産部会において、令和7年度のユネスコ無形文化遺産(人類の無形文化遺産の代表的な一覧表)への提案候補として以下の案件が選定され、同日、無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議において、提案案件として了承されましたので、お知らせいたします。
- ●新規提案:
- 「神楽」及び「温泉文化」を選定し、ユネスコによる審査の優先順位としては「神楽」、「温泉文化」の順とする。
- ●拡張提案:
- 「山・鉾・屋台行事」※ 「吉田祭のお練り行事」(愛媛県・宇和島市)を追加
- 「風流踊」※「白鳥の拝殿踊」(岐阜県・郡上市)を追加
- 「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」
- ※「屋根瓦葺(琉球瓦葺)」(保存団体名:琉球瓦葺技術保存会(沖縄県・島尻郡八重瀬町))、「一般社団法人 日本茅葺き文化協会」(茨城県・つくば市)(「茅葺」の担い手)及び「特定非営利活動法人 丹波漆」(京都府・福知山市)(「日本産漆生産・精製」の担い手)を追加
(参考1)今後の予定
令和8年3月末まで ユネスコ事務局に提案書を提出
令和9年11月頃 拡張提案について評価機関による勧告
令和9年12月頃 拡張提案について政府間委員会において審議・決定
令和10年11月頃 「神楽」について評価機関による勧告
令和10年12月頃 「神楽」について政府間委員会において審議・決定
令和12年11月頃 「温泉文化」について評価機関による勧告
令和12年12月頃 「温泉文化」について政府間委員会において審議・決定
※新規提案案件に関し、複数の案件を同時にユネスコに提案する場合、提案国はユネスコによる審査の優先順位を付す必要がある。また、新規提案案件について、我が国のユネスコ無形文化遺産の審査が現在は実質2年に1件となっており、「神楽」は令和10年12月頃に審議、「温泉文化」は令和12年12月頃に審議となる可能性が高い。
※拡張提案案件の提案にあたって関係者の理解を得ながら進める。拡張提案案件は年間審査件数の枠外とする試験的制度運用がユネスコにおいて行われており、令和9年12月頃に審議がなされる見込み。
(参考2)
11月28日開催の部会では、別紙2のとおり「ユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約の対応について」(令和7年11月28日文化審議会無形文化遺産部会決定)も決定されましたので、併せてお知らせいたします。
<担当>
○ユネスコ無形文化遺産全般に関して(以下の項目を除く)
文化庁文化資源活用課 文化遺産国際協力室
- 室長
- 則本 浩佑(内線4784)
- 室長補佐
- 荻原 知也(内線5737)
- 係長
- 坂口 真由(内線2868)
- 電話:03-5253-4111(代表)
○「神楽」及び「風流踊」提案内容に関して
文化庁文化財第一課
- 主任文化財調査官
- 𠮷田 純子(内線2866)
- 電話:075-451-4111(代表)
○「山・鉾・屋台行事」の提案内容に関して
文化庁文化財第一課
- 主任文化財調査官
- 前田 俊一郎 (内線 9704)
- 電話:075-451-4111(代表)
○「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」の
提案内容に関して
文化庁文化資源活用課
- 文化財調査官
- 結城 啓司 (内線 9684)
- 電話:075-451-4111(代表)
文化庁文化財第一課
- 文化財調査官
- 原 唯 (内線 9535)
- 電話:075-451-4111(代表)
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