地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業

趣旨・目的

本事業は美術館・歴史博物館を主体とし,地域に存する文化財の活用,観光振興,多言語化による国際発信,国際交流,地域へのアウトリーチ活動,人材育成等,美術館・歴史博物館を活用・強化する取組を支援することによって,美術館・歴史博物館が地域の核として文化の発信を牽引し,文化芸術立国の実現に資することを目指します。

補助事業者

補助事業者は,構成員に美術館,歴史博物館又は美術系若しくは歴史系の部門を有する総合博物館(博物館法(昭和26年法律第285号)第2条第1項に基づく登録博物館若しくは同法第29条に基づく博物館相当施設,又は文化財保護法(昭和25年法律第214号)第53条第1項但し書きに基づく公開承認施設,その他,文化庁長官が認める施設。)を含む実行委員会とする。

補助対象事業

補助対象事業は,次に掲げる事業(これらの事業を実施する上で必要な調査研究を含む。)とする。
なお,日常的に行うことが予定されている博物館資料を豊富に収集し,保管し,及び展示する等の事業については対象外とする。

(1)地域文化の振興と国際発信

地域に存する文化財の活用

  1. [1]地域に存する文化財の総合把握,情報連携(文化財目録や所在マップの作成等)
  2. [2]地域に存する文化財を活用するためのコミュニティー形成等(文化財の共同管理や見回り,文化財に関する学習会等)

美術館・歴史博物館を核とする観光振興

  1. [1]美術館・歴史博物館の情報発信,相互連携
  2. [2]ユニークベニューの促進

多言語化による国際発信

  1. [1]展示解説や館内案内板における外国語表示の充実
  2. [2]インターネットを活用した情報発信の充実
  3. [3]外国語対応可能な人材の育成,確保
  4. [4]外国人向けプログラムやサービスの充実等

(2)地域と共働した創造活動の支援

地域とともにある美術館・歴史博物館

  1. [1]地域との共働による地域文化活動
  2. [2]地域へのアウトリーチ活動
  3. [3]ボランティア交流
  4. [4]その他,地域とともにある美術館・歴史博物館に資する事業

地域のグローバル化拠点としての美術館・歴史博物館

  1. [1]国際会議の招致・開催
  2. [2]海外の美術館・歴史博物館との交流(学芸員の招へい,派遣等)
  3. [3]その他,地域のグローバル化拠点としての美術館・歴史博物館に資する事業

人材育成に貢献する美術館・歴史博物館

  1. [1]大学と連携した世界で活躍する文化人材育成プログラムの開発
  2. [2]社会人ほか多様な対象者のための学習講座の実施
  3. [3]学校と連携した地域文化の担い手の育成(地域の子供を対象とした取組等)
  4. [4]その他,人材育成に貢献する美術館・歴史博物館に資する事業

新たな機能を創造する美術館・歴史博物館

  1. [1]他分野との連携・融合による活動
  2. [2]文化財の新たな保存管理の手法の開発
  3. [3]障害者の芸術活動支援・鑑賞活動支援等の事業
  4. [4]その他,新たな機能を創造する美術館・歴史博物館に資する事業

(3)美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業

こちらを御参照ください。

補助金の額

補助金の額は,予算の範囲内において定額とする。

募集案内等

平成29年度募集案内(募集は終了しました。)

平成28年度募集案内(二次募集)

平成28年度募集案内

平成27年度募集案内

事業報告等

採択結果

問合せ先

文化庁企画調整課博物館振興室

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