資料11

資料11

プレス発表資料

橿原記者クラブ,奈良県文化記者クラブ同時配布
平成19年8月21日
文化庁

文化財部組織の一部変更について

 文化庁文化財部では,高松塚古墳壁画損傷事故等に関する調査報告書(平成18年6月19日)において,当該事故の背景の一つとして,文化庁における組織体制の問題点(縦割りとセクショナリズムの弊害)が指摘されたことを受け,組織体制の見直しについて検討してまいりましたが,平成19年10月1日(予定)から下記のとおり,組織の一部を変更することとしましたのでお知らせいたします。

1 文化財保護調整室の設置及び文化財保護調整官の配置(伝統文化課)
   縦割り行政の弊害を除去することを目的として,伝統文化課に「文化財保護調整室」を設置します。また,各分野の専門家を「文化財保護調整官」として配置します。これにより各課,参事官の取組状況を常時確認・調整することで,情報の共有と相互の牽制機能の強化を図ります。

2 古墳壁画室の設置(美術学芸課)
   高松塚古墳及びキトラ古墳の保存・管理に当たり,所管課を超えた連携体制を強化することを目的として,当面の間,美術学芸課に「古墳壁画室」を設置し,美術学芸課と記念物課の双方から2名ずつ計4名の関係文化財調査官を配置します。これにより,今後の高松塚古墳及びキトラ古墳の保存・管理等のために万全の体制を構築します。

文化財部組織図
ページの先頭に移動