資料7
キトラ古墳壁画の保管場所の変更について
1.概要
現在,多くのキトラ古墳壁画は奈良文化財研究所(本部)で仮保存処置を行っているが,今後はキトラ古墳壁画を高松塚古墳壁画の仮設修理施設で仮保存処置を行う。これに伴い,壁画の保管場所を見直す。
2.理由
- (1)今後天井天文図を元に戻す作業のためには専用の空間が必要があること。
- (2)現在壁画を保管している奈良文化財研究所(本部)に剥ぎ取った壁画を収納するスペースがないこと。
- (3)仮保存処置のために奈良市内に壁画を搬送する際,及び壁画の特別公開時に奈良市内から搬送する際のリスクを軽減させること。
- (4)高松塚古墳の修理作業者との意見交換の必要性があること。

3.今後の予定
本年4月以降に搬送予定。