第1 社会を挙げての文化芸術振興
昨今,国内外の諸情勢は急速な変化を続け,文化芸術を取り巻く情勢にも大きな影響を与えている。こうした諸情勢の変化を踏まえて,社会を挙げての文化芸術振興が必要である。
- 文化芸術を取り巻く諸情勢の変化を踏まえた対応
- 文化芸術振興の基本理念等
(1)文化芸術振興の基本理念
(2)文化芸術振興の意義
(3)基本的視点
(4)成果目標と成果指標
第2 文化芸術振興に関する重点施策
「第1 社会を挙げての文化芸術振興」の下,重点的に取り組むべき施策の方向性(重点戦略)については,以下のとおりとする。
- 五つの重点戦略
- 重点戦略1:文化芸術活動に対する効果的な支援
- 重点戦略2:文化芸術を創造し,支える人材の充実及び子供や若者を対象 とした文化芸術振興策の充実
- 重点戦略3:文化芸術の次世代への確実な継承,地域振興等への活用
- 重点戦略4:国内外の文化的多様性や相互理解の促進
- 重点戦略5:文化芸術振興のための体制の整備
第3 文化芸術振興に関する基本的施策
基本法の第3章に掲げる「文化芸術の振興に関する基本的施策」について,「第1 文化芸術振興の基本理念」の下,国は,以下の施策を講ずる。
- 文化芸術各分野の振興
- (1)芸術の振興
- (2)メディア芸術の振興
- (3)伝統芸能の継承及び発展
- (4)芸能の振興
- (5)生活文化,国民娯楽及び出版物等の普及
- (6)文化財等の保存及び活用
- 地域における文化芸術振興
- 国際交流等の推進
- 芸術家等の養成及び確保等
- 国語の正しい理解
- 日本語教育の普及及び充実
- 著作権等の保護及び利用
- 国民の文化芸術活動の充実
- (1)国民の鑑賞等の機会の充実
- (2)高齢者,障害者等の文化芸術活動の充実
- (3)青少年の文化芸術活動の充実
- (4)学校教育における文化芸術活動の充実
- 文化芸術拠点の充実等
- その他の基盤の整備等
- (1)情報通信技術の活用の推進
- (2)地方公共団体及び民間の団体等への情報提供等
- (3)民間の支援活動の活性化等
- (4)関係機関等の連携等
- (5)顕彰
- (6)政策形成への民意の反映等