世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画等について

フランスパリのノートルダム大聖堂での火災や首里城跡での火災などの惨事が,他の国宝・重要文化財や史跡等に所在する建造物で生じないよう,緊急状況調査結果等を踏まえ,文化庁では,「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画」及び「文化財の防火対策ガイドライン」を策定しました。

防火対策5か年計画

文化庁では,世界遺産又は国宝(建造物)や国宝・重要文化財(美術工芸品)を保管する博物館等,さらに世界遺産となっている史跡等に所在する建造物について,総合的かつ計画的な防火対策を重点的に進めるため,「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画」を策定しました。

防火対策ガイドライン

文化庁では,フランスパリのノートルダム大聖堂や首里城跡で大規模な火災が発生したことに関連して,国宝・重要文化財等の防火設備の設置状況等について緊急状況調査を実施しました(「国宝・重要文化財の防火設備等の緊急状況調査について」参照)。この結果を受けて,総合的な防火対策の検討・実施に資するよう,消防庁,国土交通省と連携の下,令和元年12月23日付で「国宝・重要文化財(建造物)等の防火対策ガイドライン」及び「国宝・重要文化財(美術工芸品)を保管する博物館等の防火対策ガイドライン」として改訂しました。

各地方公共団体に対して,同ガイドラインを踏まえた実地調査等により整備等が必要となる防火設備等の把握を進めるよう依頼したほか,文化財所有者などの文化財関係者への同ガイドラインの周知・活用を促してまいります。

参考

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