文化財の防犯体制の徹底について(通知)(平成27年4月8日 27庁財第26号)

 標記の件については,従来から御協力をいただいているところですが,本年2月以降,京都府及び奈良県で,寺社等に油のような液体が撒布され,重要文化財(国宝を含む。)に指定されている建造物や仏像を汚損する被害が相次いでいます。
 貴教育委員会におかれては,文化財保護法により指定,選定,登録されている貴管轄区域内文化財の更なる防犯対策の徹底について,下記のことを踏まえ,所有者や管理責任者,管理団体等(以下「所有者等」という。)に御指導,御助言くださいますようお願いします。

  • 所有者等と日常管理体制の再確認に努め,防犯体制の強化の必要性について注意を喚起すること。
  • 見回り及び点検により文化財に異常を発見した場合には,速やかに地元市町村及び都道府県教育委員会を通じて文化庁担当課と情報共有が図れるよう,改めて連絡体制を確認すること。
  • 文化財の防犯設備が不十分と考えられる場合には,文化庁の補助事業を活用するなどして設備の充実を図るよう,所有者等に助言すること。
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