「ふるさと文化財の森」新規設定地について

国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し,後世に伝えていくためには,木材や檜皮(ひわだ)(かや)(うるし)などの資材の確保と,これに関する技能者を育成することが必要です。
このため,文化庁では平成18年度から,文化財建造物の修理に必要な資材のモデル供給林及び研修林となる「ふるさと文化財の森」を設定しています。

○令和5年度の新規設定地について
材種 名称 所在地 所有者 範囲
1 木材(もくざい)
(キリ)
西会津(にしあいづ)キリ林(きりばやし) 福島県耶麻郡西会津町 株式会社斎藤桐材店 2.09ha
2 (かや)
(ススキ)
佐渡島茅場(さどがしまかやば) 新潟県佐渡市国分寺、椿 個人(6名) 15.63ha
3 (かや)
(ススキ・カリヤス)
雨中(うちゅう)ショクの茅場(かやば) 長野県北安曇郡小谷村 個人(29名) 13.50ha
4 木材(もくざい)
(ヒノキ)
阿蘇南郷檜(あそなんごうひ)(もり) 熊本県阿蘇郡高森町、上益城郡山都町 個人(2名) 3.80ha
西会津のキリ林
1.西会津のキリ林
佐渡島茅場
2.佐渡島茅場
雨中ショクの茅場
3.雨中ショクの茅場
阿蘇南郷檜の森
4.阿蘇南郷檜の森

ふるさと文化財の森設定地

ふるさと文化財の森設定地

また,令和6年3月19日,文化庁にて,今回設定した「ふるさと文化財の森」の所有者に, 山下信一郎文化財鑑査官から設定書が交付されました。今回の設定によって、「ふるさと文化財の森」は全国92カ所になります。

集合写真

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