「ふるさと文化財の森」新規設定地について

国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し,後世に伝えていくためには,木材や檜皮(ひわだ)(かや)(うるし)などの資材の確保と,これに関する技能者を育成することが必要です。
このため,文化庁では平成18年度から,文化財建造物の修理に必要な資材のモデル供給林及び研修林となる「ふるさと文化財の森」を設定しています。

○令和6年度の新規設定地について
材種 名称 所在地 所有者 範囲
1 (かや)
(ヨシ)
伏見宇治川茅場(ふしみうじがわかやば) 京都府京都市 国(淀川河川事務所 伏見出張所) 15.9ha
2 檜皮(ひわだ) ()刀比(とひ)羅宮(らぐう)境内(けいだい)(りん) 香川県仲多度郡琴平町、善通寺市 金刀比羅宮 347.1ha
3 (かや)
(ススキ)
阿蘇(あそ)高森(たかもり)茅場(かやば) 熊本県阿蘇郡高森町 個人(23名) 12.8ha
伏見宇治川茅場
1.伏見宇治川茅場
金刀比羅宮境内林
2.金刀比羅宮境内林
阿蘇高森の茅場
3.阿蘇高森の茅場

ふるさと文化財の森設定地

ふるさと文化財の森設定地

また,令和7年3月27日,文化庁にて,今回設定した「ふるさと文化財の森」の所有者に,都倉俊一長官から設定書が交付されました。今回の設定によって、「ふるさと文化財の森」は全国95カ所になります。

集合写真

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