天然記念物

写真:特別天然記念物コウノトリ

特別天然記念物コウノトリ

天然記念物とは

「文化財保護法」では,「動物,植物及び地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」のうち,重要なものとされています。

天然記念物は,日本列島の成り立ちを示す地質現象や,過去の生物の姿を知ることのできる化石,日本列島の生物地理学的な特性を示す固有種等の動植物などで,日本列島がたどってきた「自然史」としての意義を持っています。さらに,人がかかわり,作り上げた自然,すなわち巨樹,ホタルなど日本人の自然観の形成に寄与したものや,並木,家畜・家禽など,人がかかわって作り上げたものなどで,私たちと自然との親密さを物語る「文化史」としての意義も持っています。

天然記念物を守ることは,地域の自然とそれにまつわる文化を守ることであり,天然記念物の価値を明らかにして生かすことで,人々の自然観や地域とのつながりを育むことができます。

写真:特別天然記念物阿寒湖のマリモ(北海道釧路市)

特別天然記念物阿寒湖のマリモ
(北海道釧路市)

写真:特別天然記念物昭和新山(北海道壮瞥町)

特別天然記念物昭和新山
(北海道壮瞥町)

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