概要

海外において,ゲームソフト,漫画,アニメ,音楽等,我が国の著作物に対する関心はますます高まる一方,同時にこれらの著作物の違法複製物である海賊版もまた多く発生しており,深刻な問題となっています。文化庁では,海外における著作権保護の推進のため,関係省庁・関係団体等と連携しつつ,以下のような取組みを進めています。

  1. 著作権制度の整備

    世界知的所有権機関(WIPO)等と連携し,アジア・太平洋地域の途上国における著作権制度の整備,集中管理団体の育成,著作権関連条約への加盟等を支援するため,訪日研修の実施,現地セミナーの開催,専門家の派遣等を行っています。

  2. 権利執行の強化

    我が国の権利者による権利行使を支援するため,政府間協議を通じた働きかけ,侵害発生国の人材育成支援,侵害発生国における法的枠組みや侵害実態等に係る調査研究等を実施しています。

    また,一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の活動支援を行う等,官民連携による著作権侵害対策に取り組んでいます。

  3. 侵害発生国・地域における著作権普及啓発

    侵害発生国における,著作権保護の推進や違法コンテンツの流通防止のため,侵害発生国政府と連携し,普及啓発イベントの開催,普及啓発教材の共同開発等を実施しています。

ページの先頭に移動