ロドリゲス理事長と宮田文化庁長官
会談の様子
10月17日,クリストファー・ロドリゲス・ブリティッシュ・カウンシル理事長が,宮田文化庁長官を訪問し,日英間の文化交流について意見交換を行いました。
日本と英国は,本年8月に首脳間で「日英共同宣言」を発出しており,その中で,2019年から2020年にかけて「Japan-UK Season of Culture 日英文化季間」として文化分野での二国間協力を進めることとしています。
宮田長官は,世界中の人々が,ラグビーやオリンピック・パラリンピックで日本に集まる機会に日本の文化を紹介していきたい旨述べたのに対し,ロドリゲス理事長からも,日本の文化は英国人にとって大変魅力があり,この素晴らしい文化を英国に伝えたい旨述べ,「日英文化季間」に向けて協力していくことで一致しました。
また,宮田長官から,歴史をさかのぼり,日本の文化の独特さや,その中にある英国との共通性などを指摘しつつ,日本と英国の文化交流が新しいものを生み出せるのではないかと述べました。また,ロドリゲス理事長は,今日の世界では,多くのグループが内向きに閉じてしまっているという問題があるが,文化は,そうした異なる人々のグループを橋渡しすることができる旨述べました。さらに,話題は,双方向の留学生の交流や,アートとデジタルの関係などに及び,終始充実した意見交換を行いました。