第7回ASEAN＋3文化大臣会合及び第2回日ASEAN文化大臣会合について（概要）

1．開催期日

平成28年8月24日（水）～25日（木）

2．開催場所

バンダルスリブガワン（ブルネイ）

3．日程

8月24日（水）

ブルネイ文化・青年・スポーツ大臣主催歓迎夕食会
ASEAN芸術祭特別公演
8月25日（木）
第7回ASEAN＋3文化大臣会合
第2回日ASEAN文化大臣会合
ブルネイ国王謁見

4．参加者

〔日本〕: 義家弘介文部科学副大臣
〔中国〕: 丁偉(ディンウェイ)文化部副部長
〔韓国〕: 方宣圭(パンソンギュ)文化体育観光部国立アジア文化殿堂長
〔ブルネイ〕: ハルビ文化・青年・スポーツ大臣
〔カンボジア〕: サムレイン・カムサン文化芸術副大臣
〔インドネシア〕: ヒルマー・ファリド教育文化省文化部長
〔ラオス〕: サヴァンコン・ラズマウントリ情報文化・観光副大臣
〔マレーシア〕: マス・エルミーヤティ・サムスディン観光文化副大臣
〔ミャンマー〕: チョー・オー・ルイン宗教・文化省考古・国立博物館図書館局長
〔フィリピン〕: フェリペ・デ・レオン国家文化芸術委員会議長
〔シンガポール〕: シム・アン文化・地域・青年省シニア・マネージャー（芸術・遺産）
〔タイ〕: チャウィーラット・カセットスーントーン文化副大臣
〔ベトナム〕: ヴォン・ズイ・ビエン文化・スポーツ・観光副大臣
〔ASEAN事務局〕: ヴォンテープ事務次長

5．議事

（1）第7回ASEAN＋3文化大臣会合
・冒頭，ミャンマーから24日に発生した地震による被害状況について説明があり，文化遺産修復に対する協力要請が行われた。これに対し，義家副大臣から，ミャンマーに対するお見舞い及びパガン遺跡等の文化遺産の修復について可能な限りの支援を行いたい旨発言し，ミャンマーから我が国の発言に対する謝意が示された。
・ASEAN＋3における協力事業の進捗を確認しつつ、「2013-2016作業計画」を了承した。
・我が国から，今後のASEANとの文化芸術分野における協力の考え方として，
1）コンテンツ産業等の振興に貢献度の高いメディア・舞台芸術分野の協力（人材育成・著作権制度整備支援）
2）文化遺産保護分野の人材育成
3）スポーツ大会（夏季・冬季オリンピック・パラリンピック等）の文化交流機会としての活用（スポーツ・文化・ワールド・フォーラムの開催）
について説明。議長（ブルネイ）から，発言内容を要約しつつ，我が国の発言に対する謝意が示された。
（2）第2回日・ASEAN文化大臣会合
・日本から，次の3点につき提案し，議長（ブルネイ）から，日本の取組に対する謝意が示された。
1）ASEAN各国の文化担当大臣をスポーツ・文化・ワールド・フォーラム（10月）の京都プログラムに招待する（松野文部科学大臣発書簡を配布）。
2）メディア・舞台芸術分野の協力として，専門家・アーティスト派遣，海外展覧会の開催，著作権制度に関する研修事業の拡充等に取り組む。
3）文化遺産保護に関し，各種事業支援及び現地や訪日招へいによる研修等の人材育成事業を引き続き実施していく。
・日本とASEANとの間における多数の協力事業が進んでいることを確認し，「2014-2018行動計画」を了承した。
（3）成果文書
・ASEAN＋3，日・ASEAN等の一連の関係会合の成果をまとめた共同報道発表が作成され，ASEAN文化担当大臣が，我が国からのスポーツ・文化・ワールド・フォーラムへの招待，メディア・舞台芸術分野における専門家派遣及び著作権制度整備支援等の取組について感謝する旨の内容が盛り込まれた。