第7回日中韓文化大臣会合について（概要）

1．開催期日

12月19日（土）～20日（日）

2．開催場所

中国青島市

3．日程

12月19日（土）

15:00～15:40　日中二国間会談
16:40～17:20　日韓二国間会談
20:00～21:00　日中韓芸術祭（公演）鑑賞
12月20日（日）
9:00～10:00　日中韓文化大臣会合
10:15～11:15　「青島行動プログラム」署名式，2016年東アジア文化都市発表式典等

4．参加者

〔日本〕　義家弘介　文部科学副大臣，青柳正規　文化庁長官　他

〔中国〕　雒樹剛(ルオシュガン)文化部長，丁偉(ディンウェイ)文化部副部長　他

〔韓国〕　金鍾徳(キムジョンドク)文化体育観光部長官，李炯虎(イヒョンホ)文化政策官　他

5．議事

（1）第7日中韓文化大臣会合
・　2015年から2017年の3年間の日中韓3か国における文化交流・協力の内容を確認した「青島行動プログラム」を採択。
・　2016年の「東アジア文化都市」として，日本の奈良市，中国の寧波(ニンボ)市，韓国の済州(チェジュ)特別自治道を正式決定。
・　2018年の韓国平昌，2020年の東京，2022年の北京のオリンピック・パラリンピックの機会に，世界の人々を東アジアの文化で魅了するための取組に向けて，日中韓3か国が協力していくことについて意見が一致。
・　日中韓3か国間の文化交流を一層促進するため，日本側から「日中韓文化遺産フォーラム」の開催を提案し，中韓両国より賛同を得た。
（2）日中二国間会談
・　日中両国間の文化交流の推進によって，未来志向で日中関係を一層発展させていくことについて意見が一致。
・　著作権保護分野での協力について意見が一致。
・　ユネスコ記憶遺産について，我が国の主張を伝えるとともに，立場や見解の相違を乗り越えて文化交流を進めていくことの重要性について意見が一致。
（3）日韓二国間会談
・　日韓両国間の文化交流の推進によって，未来志向で日韓関係を一層発展させていくことについて意見が一致。
・　盗難被害にあった仏像の早期返還を要請。
・　ユネスコ記憶遺産について，静謐な環境の下で話し合いを続けていくとともに，今後の登録における透明性を確保することの重要性について意見が一致。