第5回日中韓文化大臣会合の際の共同記者会見(抜粋)

記者:日本・東京新聞 )
日中韓の関係がなかなか複雑な中,こうして日中韓の閣僚の会合が開かれたことの意義についてどのようにお考えになりますでしょうか。


下村文部科学大臣 )
ありがとうございます。劉長官にご配慮いただきまして本当に感謝申し上げたいと思います。今回昨年の暮れに安倍内閣が発足して以来,中国・韓国3か国の閣僚級会議が公式に開かれたのは初めてでございまして,私は今回の3か国の文化大臣閣僚会議が中国・韓国,とくに劉長官にご配慮いただきまして開催できたことを冒頭,感謝申し上げたい。
今ご指摘があったように日本には韓国,中国との政治的ないろんな課題がありますけども,それを乗り越えて今回光州共同コミュニケが合意できたと,また韓国,中国の両大臣とさまざまなレベルで具体的な形で文化交流を推進させ,国家関係の発展につなげていくことが重要であるとの共通認識が得られたということは大きな成果であると思っています。
私からは日中韓3か国間の文化交流をさらに強化するために「東アジア文化交流使推進構想」を提案致しました。またもうひとつ2020年のオリンピック・パラリンピック東京開催に向けて,文化芸術立国に向けた取り組みを進めてさらにいきたいと考えておりまして,都市間交流や民間交流など韓国および中国との文化交流の機会をぜひ増やしていきたいと考えておりまして,今日はそのきっかけになったということを感謝申し上げたいと思います。


(平成25年9月28日(土),於:金大中コンベンションセンター(韓国光州市))

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