1.趣旨
令和6年能登半島地震において、耐震補強済の文化財建造物が倒壊したことなどを受けて、文化庁では、文化財建造物の耐震対策の技術的事項に関する協力者会議を設置し、被害状況の調査、原因の分析、耐震対策の方向性についての検証を行い、調査結果を取りまとめました(令和7年4月2日付け事務連絡で周知)。
調査結果では、現在の耐震に関する文化庁の指針と関連する指針・マニュアルの有効性は確認されましたが、一方で、文化財建造物の耐震対策の設計は、建造物ごとに異なる個々の状況を適切に把握し、個別に対応する必要があり、指針やマニュアルを踏まえつつ、さらに文化財建造物の個々の状況に応じた適切な判断が必要であることが確認されています。
そこで、調査経過の共有と知識の更新を目的として、文化財建造物の耐震診断、耐震補強の設計に直接携わっている、あるはその見込、意思がある建築設計者、構造設計者の皆様を対象に、講習会を開催いたします。
2.主催・日時
主催:文化庁
日時:令和7年7月16日(水)13:00~17:00(12:30受付開始予定)
3.会場
京都府立京都学・歴彩館 大ホール
(京都府京都市左京区下鴨半木町1-29)
アクセス:京都駅から京都市営地下鉄烏丸線で15分、「北山駅」下車、徒歩約5分
※会場内でのお食事はお控えください。蓋付きのお飲み物のみ、持ち込み可能です。
4.開催形式・講習内容
対面開催(後日録画配信を予定)。プログラムは別紙のとおり。
(別紙)文化財建造物の耐震対策に係る講習会 プログラム.pdf(87KB)
5.講習対象者
文化財建造物の耐震診断、耐震補強の設計監理に携わっている、あるいはその見込、意思がある建築設計者、構造設計者。
※ほか、文化財建造物の所有者等、地方公共団体の文化財行政担当者、大学研究者、その他文化財関係者も聴講可能です。
6.費用
無料。ただし、講習会参加に要する旅費(交通費、食費、宿泊費等)については、受講者が負担してください。
7.申し込み方法
受講希望者は、令和7年7月4日(金)までに、応募フォーム(https://forms.office.com/r/D2zT2y1tsq)からご応募ください。応募にあたっては、以下の情報が必要となります。
(1)お名前、ご所属、連絡先(所属先住所、所属先電話番号、メールアドレス)
(2)文化財建造物に関するご職業・ご関係
建築設計者(文化財建造物保存修理主任技術者を含む)、構造設計者、文化財建造物の所有者等、行政担当者、大学研究者、その他文化財関係者 から選択。
(3)文化財建造物に係る業務歴(実績多数の場合は直近のもののみで可)
(4)(3)がない方は申し込み理由
注意事項:
・応募フォームに記入いただいた情報をもとに、参加者名簿(ご所属・お名前のみ)を作成し、当日参加者に配布します。
・お申し込みいただいた方には、必要に応じて文化庁から別途問い合わせることがあります。
・十分な席数を用意しておりますが、万一人数超過の場合は、講習対象者を優先して調整させていただくことがあります。
8.本件問合わせ先(申込書類提出先)
〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
文化庁 文化資源活用課
電話:075-451-4111(代表)
文化財防災推進係 山本、前川(内線9673)
震災対策部門 西岡、玉井(内線9686)
e-mail:taishin@mext.go.jp

PDF形式を御覧いただくためには,Adobe Readerが必要となります。
お持ちでない方は,こちらからダウンロードしてください。