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令和3年5月21日
文化審議会(会長 佐藤 信)は、令和3年5月21日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、7件の建造物(新規7件)を重要文化財に指定することを文部科学大臣に答申しました。
この結果、官報告示を経て、国宝・重要文化財(建造物)は、2,530件、5,253棟(うち国宝228件、291棟を含む。)となる予定です。
◎今回の答申における主なもの
- 【重要文化財】
- 代々木競技場東京都渋谷区
昭和39年の東京オリンピックを機に建築された、建築家丹下健三の代表作。吊り構造により、屋根及び観客席を支えるダイナミックな外観と、中央が伸び上がる壮大な内部空間を創出する。意匠的にも技術的にも秀でた戦後建築を代表する作品の一つ。
- 【重要文化財】
- 旧西脇尋常高等小学校兵庫県西脇市
西脇市街の北西に所在する小学校校舎3棟。木造二階建ての校舎を並列に配置し、当時の典型的な小学校校舎の形式を示す。簡潔ながら上品な洋風基調の意匠でまとめられた、現在では希少となった現役の戦前に建築された木造校舎として重要。
<担当>文化庁文化財第二課
- 課長
- 鍋島豊(内線2873)
- 課長補佐
- 田井祐子(内線3025)
- 調査部門
- 田中禎彦,番光(内線2793)
- 審議会係
- 川口雅之,福島絵里奈(内線3160)
電話:03-5253-4111(代表)
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