文化審議会の答申(国宝・重要文化財(建造物)の指定)

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令和4年10月12日

文化審議会(会長佐藤(さとう)(まこと))は、令和4年10月12日(水)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、1件の建造物を国宝に新規に指定し、9件の建造物を重要文化財に新規に指定することを文部科学大臣に答申しました。

この結果、官報告示を経て、国宝・重要文化財(建造物)は、2,557件、5,373棟(うち国宝230件、294棟を含む。)となる予定です。

◎今回の答申における主なもの

【国宝】勝興寺(しょうこうじ) 2棟富山県高岡市(たかおかし)

高岡市伏木に位置する浄土真宗寺院。寛政7年(1795)建立の建立の本堂は破格の規模を持ち、17世紀中期建立の大広間は真宗寺院対面所の発展過程をよく示す。本堂と対面所を完備した、本山に準じる真宗寺院として屈指の規模、形式を誇る。

【重要文化財】角長(かどちょう)加納家住宅(かのうけじゅうたく)和歌山県有田郡湯浅町(ありだぐんゆあさちょう)

湯浅町湯浅重要伝統的建造物群保存地区に位置する醸造家の醤油醸造施設群と住宅。敷地には、幕末から明治にかけて建設された、伝統的な醤油醸造施設がそのまま残り、かつ現役の醸造施設群として稼働している貴重な事例。

<担当>文化庁文化財第二課電話:03-5253-4111(代表)

課長
山下信一郎
課長補佐
田中佳幹
調査部門
田中禎彦、光(内線2793)
審議会係
幸一郎、内田奈緒(内線3160)

別紙

指定される文化財の概要、答申件数とそれを加えた累計、時代別、種別内訳を記載しています。

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