「文化芸術活動に関する法律相談窓口」を開設します

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令和5年8月30日

文化庁では、令和5年9月1日に「文化芸術活動に関する法律相談窓口」を開設します。

この相談窓口は、安心・安全な環境で文化芸術活動が行えるよう、契約や活動に関係して生じる疑問やトラブル等について、弁護士がご相談に対応するものです。

本年度は特別企画として、東京藝術大学の文化祭「藝祭」にて、本事業を担当する弁護士による出張相談会を実施します。

1.相談窓口開設の目的

文化芸術の担い手は小規模な団体やフリーランス等が多く、不利な条件の下で業務に従事せざるを得ない状況等が生じています。有識者会議での議論を経て令和4年7月に公表した「文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けたガイドライン(検討のまとめ)」を踏まえ、昨年度の「文化芸術分野の契約等に関する相談窓口」に続き、本年度は「文化芸術活動に関する法律相談窓口」(以下「相談窓口」という。)として開設します。

相談窓口では、安心・安全な環境かつ持続可能な形で文化芸術活動を継続できるよう、契約や活動に関係する疑問やトラブル等について弁護士がご相談に対応します。

2.相談窓口の概要

  • 相談窓口をご利用いただけるのは、文化芸術活動を行う芸術家等(芸術家等が未成年の場合はその法定代理人を含む)及び事業者等(個人事業主を含む)です。
  • 文化芸術活動に関係して生じる疑問やトラブル等についてのご相談、ガイドラインについてのご質問等に対応します。
  • 文化庁ホームページ内に設置する相談受付フォームにてご相談を受け付け、原則として10日以内(土・日・祝日等を除く)に電子メールにて回答します。内容に応じて電話又はオンラインによる対応(原則として30分程度)も行います。
  • 相談対応を行うのは、文化庁から事業を受託した「弁護士知財ネット」(※詳細後述)の担当弁護士です。弁護士は職務上知り得た内容について守秘義務を負っているため、相談内容が他人に知られることはありません(事業を実施する文化庁担当者も同様に守秘義務を負っています。)。ただし、相談者の同意を得た上で、個人情報及び個人や事業者等を特定できない形に編集し、相談事例として公開することがあります。
  • 相談窓口にて受け付けるご相談については、無料で対応します。
  • 相談窓口開設期間は12月末日までを予定していますが、状況により終了時期を変更する場合があります。

相談窓口開設フロー

3.相談受付等

(1)「文化芸術分野の契約等に関する相談窓口」のURL

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/kibankyoka/madoguchi/index.html

以下のQRコードからもアクセスできます。

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(2)相談受付開始日時

令和5年9月1日(金)14:00

4.事業の実施体制

本相談窓口は、文化庁から事業を受託した弁護士知財ネットが本事業のため特別に構成したチームにて実施します。

弁護士知財ネットは、日本弁護士連合会の支援の下に誕生した全国規模のネットワークであり、1000名以上の弁護士が登録しています。本相談窓口の事務局を構成する弁護士は、文化芸術分野における契約に関する知見を有するとともに、知的財産権に関わる法律実務について専門的な知識・経験を有しています。

5.特別企画「藝祭」における出張相談会の実施について

本年度は、文化芸術分野で活動される方等が多数集まることが見込まれる東京藝術大学の文化祭「藝祭」にて、特別企画として出張相談会を実施いたします。

主催:
文化庁
協力:
東京藝術大学アートキャリア・オフィス
実施期間:
令和5年9月1日(金)~9月3日(日)
相談窓口は各日10時から16時の時間帯で開設し、毎時0分~25分、30分~55分の時間帯(枠)でご相談に対応します。
対象者:
どなたでも(学校関係者か否かは問いません)
ただし、相談内容は文化芸術活動に関する内容に限らせていただきます。
実施方法:
①各日9時45分から当日の時間帯(枠)について受付を行います。
②ご相談を希望される方は、会場にて希望する時間帯(枠)にご記帳いただき、受付票をお受け取りください。
③指定の時間にご来場の上、受付票と引き換えで相談窓口をご利用いただけます。
※ご利用については各日1人(1グループ)1枠までとさせていただきます。
開設場所:
大学本部棟1階学生課(東京都台東区上野公園12-8)
※下記構内図参照
注意事項:
東京藝術大学及び「藝祭」実行委員会に対し、相談窓口及び特別企画についてご質問等されることはご遠慮ください(下記連絡先にお願いします)。

開設場所MAP

「藝祭」について

9月1日から3日にかけて、東京藝術大学上野キャンパスや上野公園などで「藝祭」が実地開催されます。「藝祭」では美術学部と音楽学部の学生が協力して制作した「御輿」がサンバの音楽に合わせて上野の杜を練り歩き、藝大生の作品が上野公園のアートマーケットで販売され、模擬店、作品展示、演奏、ステージ、講演会などが行われます。

今年のテーマは「いま、ここで」です。過去4年間の変化にもかかわらず、再び人々が集まることの喜びを感じながら、「いま」と「ここ」の大切さを再認識しました。このテーマは、藝大生と来場者が共にこの瞬間を楽しむことを願い、特別な意味を持っています。「いま、ここで」しか味わえない「藝祭」の魅力を存分に楽しんでください。

藝祭 いま、ここで

https://geisai.geidai.ac.jp/2023/

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「東京藝術大学」について

東京藝術大学は、前身である東京美術学校と東京音楽学校の創立から140年以上にわたり、日本の芸術教育研究の中枢として、多くの芸術家や教育者・研究者を輩出し、我が国唯一の国立総合芸術大学として、自由と創造の精神を大切にし、芸術文化の進展に導く役割を使命としています。

日比野克彦学長のもと教育研究、地域産学連携、国際交流等に積極的に取り組み、令和5年4月設置「芸術未来研究場」は、多様性を認め合える社会の実現に向けて、「アートは人が生きる力である」という確信及び「人の心」への眼差しを根幹として、新たな価値の創造や社会的課題の解決に係る実験と実践を重ねることを通じて、人類と地球のあるべき姿を探究しています。

<担当> 文化庁文化経済・国際課 文化芸術活動基盤強化室

室長補佐
板場直明 (内線3119)
係長
はな村篤子(内線3120)
電話:
03-5253-4111(代表)
03-6734-3120(直通)
メール:
kibankyoka@mext.go.jp
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