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令和6年1月29日
文化庁は、日本の文芸作品を海外に発信していくために重要となる優れた翻訳家を発掘・育成する登竜門として、翻訳者育成事業(翻訳コンクール)を実施しております。この度、第8回コンクールの受賞者を決定しましたのでお知らせします。
今回は過去最多だった昨年度を更に上回る 271 名の応募者があり、その中から最優秀賞1名、優秀賞2名が選出されました。
本コンクールをきっかけに新たな翻訳家が世界に羽ばたいていくこと、そして、より豊かで多様な日本の文芸作品が翻訳されていくことを期待します。
また、コンクールを記念し、3月10日に受賞式とあわせて文学作品の翻訳や海外への発信等をテーマとするシンポジウムを開催しますので、併せてお知らせします。
1 応募数・概要等
- 応募人数:
- 英語部門 271名
- ※令和4年度の応募者数(第7回:英語部門)256 名を超え、過去最多
- (参考) 平成29年度(第3回)34名、令和元年度(第4回)29名、
- 令和2年度(第5回)121名、令和3年度(第6回)204名
- 応募資格:
- 国籍、年齢は問わない。ただし、翻訳作品の単行本(共訳を含む)の出版経験を有する者は応募できない。雑誌・アンソロジー等での掲載経験は可とする。
- 課題作品:
- 藤野 可織 著「私はさみしかった」
- 審査委員:
- スティーヴン・スナイダー(日本文学翻訳家、ミドルベリー大学教授)
- アリソン・マーキン・パウェル(日本文学翻訳家)
- サム・ベット(日本文学翻訳家)
2 受賞者(敬称略、( )内は国籍)
- 最優秀賞(1名) レベッカ・アン・ゲイディ(アメリカ)
- 優秀賞(2名)
- ジョー・ラムリー(イギリス)
- リサ・ウィルカット(アメリカ)
本事業を運営しているJLPP(Japanese Literature Publishing Project)事務局ホームページに、受賞者が翻訳した作品及び審査委員講評を公開していますので、併せてご参照ください。https://www.jlpp.go.jp/competition8/
3 授賞式及びコンクール記念シンポジウム
- 日程:
- 令和6年3月10日(日)13:00~
- 場所:
- 九段会館テラス コンファレンス&バンケット
- 東京都千代田区九段南1-6-5
プログラム
- 13:00~
- 第8回翻訳コンクール記念シンポジウム
- 『BUNGAKU DAYS 2024 SPRING』
- 翻訳者や海外出版社の編集者等が登壇し、それぞれの視点から、日本の文学作品の翻訳や海外への発信等に係るテーマについて対談を行う予定です。
- 14:55~
- 第8回翻訳コンクール授賞式
※参加登録の方法やシンポジウムの詳細は、JLPP事務局ホームページにて2月9日に発表します。
https://www.jlpp.go.jp/bungakudays2024_s/
4 問合せ
現代日本文学翻訳・普及事業(JLPP)事務局
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