令和7年1月17日
文化庁は、日本の文芸作品を海外に発信していくために重要となる優れた翻訳家を発掘・育成する登竜門として、翻訳者育成事業(翻訳コンクール)を実施しております。この度、第9回コンクールの受賞者を決定しましたのでお知らせします。
初の実施となる古典部門では、世界で注目されている俳句を含む小林一茶の俳文が課題作品となっており、多くの新たな才能が古典作品の奥深い魅力の翻訳に取り組みました。
また、2月22日に授賞式とあわせて文学作品の翻訳や古典翻訳の可能性、海外への発信等をテーマとするシンポジウムを京都で開催しますので、併せてお知らせします。
1 応募数
- 【現代文学部門】
- 英語 132名
- ドイツ語 46名
- 【古典文学部門】
- 英語 43名
2 受賞者(敬称略、( )内は国籍)
- 【現代文学部門】英語
- 最優秀賞(1名) Rebecca Graham (オーストラリア)
- 優秀賞(2名)
- 池田 ローラ (アメリカ)
- Nicolas Keen (イギリス)
- 【現代文学部門】ドイツ語
- 最優秀賞(1名) 庵奈 ザナ (ドイツ)
- 優秀賞
- 該当者なし
- 【古典文学部門】英語 ※第9回から新設
- 最優秀賞(1名) 阿部 曜子 (日本)
- 優秀賞(2名)
- William Fleming (アメリカ)
- 安和 サミハ (日本/バングラデシュ)
本事業を運営しているJLPP(Japanese Literature Publishing Project)事務局ホームページに、受賞者が翻訳した作品及び審査委員講評を公開していますので、併せてご参照ください。https://www.jlpp.go.jp/competition9/
3 授賞式及びコンクール記念シンポジウム
- 日時:
- 令和7年2月22日(土)13:00~16:10(開場12:00)
- 会場:
- 国立京都国際会館 Room D(京都府京都市左京区岩倉大鷺町422)
- https://www.icckyoto.or.jp/
- 定員:
- 120名(入場無料)
- 言語:
- 英語・日本語(同時通訳あり)
- 申込:
- JLPP事務局ホームページの申込フォームよりお申込みください
- https://www.jlpp.go.jp/bungakudays2025_s/※2月21日(金)締切
4 問合せ
現代日本文学翻訳・普及事業(JLPP)事務局

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