調査研究の一環における中間生成物等の保存・活用に関する相談窓口(アニメ分野・ゲーム分野)開設のお知らせ

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令和7年2月10日

文化庁では、「メディア芸術連携基盤等整備推進事業」の調査研究の一環として、マンガ分野の中間生成物等の保存・活用に関する相談窓口を開設しておりますが、この度、新たにアニメ分野及びゲーム分野の相談窓口を開設しますので、お知らせします。

相談窓口では産学館連携ネットワーク等の協力のもと、作品や作品制作時の原画、絵コンテ、セル画、企画書等の中間生成物をお持ちの制作者やその御遺族、制作会社等関係団体をはじめとした保存・活用をお考えの方々からの御相談を受け付けます。

窓口の開設を通じて、当該分野のアーカイブに関する現状・課題把握を進めるとともに、産官学連携による貴重資料のアーカイブを推進してまいります。

1.相談窓口開設の背景

日本のマンガ、アニメ・特撮、ゲームの作品や、原画等の中間生成物を保存し、将来の世代に受け継ぐことは、クリエイターの想像力を刺激し、新たな作品を育むことにも繋がる重要な取組です。

近年、マンガ等の分野の発展に寄与し、社会的・国際的プレゼンスを向上させ、その普及に大きく貢献した作家の物故が相次ぎ、作品を構成する中間生成物の美術市場等での評価が高まる中、文化庁では、それらの散逸や劣化、海外への流出の防止に向けた取組を進めています。

2.相談窓口の概要

御相談は、作品や中間生成物をお持ちの制作者やその御遺族、制作会社等関係団体をはじめとした保存・活用をお考えの方々から受け付けます。保存方法や、研究、展示での利用相談等について、ホームページ内に設置する相談受付フォームにて受け付け、原則として電子メールにて回答します。

※当相談窓口は寄託や保存、お預かり等を保証するものではありません。あらかじめ御了承ください。

※内容に応じて電話又はオンラインによる対応も行います。

3.相談窓口のホームページ

○アニメ分野

運営:
アニメアーカイブ連絡調整会
※一般社団法人日本アニメーター・演出協会(JAniCA)及び特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)による共同運営
開設:
令和7年1月27日
https://www.janica.jp/aacc/aacc-main.html

○ゲーム分野

運営:
ゲームアーカイブ推進連絡協議会
※事務局を立命館大学が運営
開設:
令和7年1月27日
https://sites.google.com/view/gamearchive/
※ゲーム分野の相談窓口は、所有者自身による保存のアドバイスが中心であり、寄託・寄贈の相談は受け付けておりませんので御了承ください。

(参考)

下記については過年度に開設されています

○マンガ分野(原画)

運営:
マンガ原画アーカイブセンター(MGAC)
※一般財団法人横手市増田まんが美術財団による運営
開設:
令和2年7月1日
https://manga-genga-ac.jp/
※マンガ原画分野ではマンガ原画の保存に関する相談および原画の一時保管対応を受け付けています。

○マンガ分野(刊本)

運営:
マンガ刊本アーカイブセンター(MPAC)
※熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センターによる運営
開設:
令和5年12月11日
https://www.let.kumamoto-u.ac.jp/manga/news/news/20231211/

4.文化庁「メディア芸術連携基盤等整備推進事業」について

産学館(官)の連携・協力により、メディア芸術の分野・領域を横断して一体的に課題解決に取り組むとともに、マンガ・アニメーション・ゲーム・メディアアート分野の各研究機関等のネットワーク化等により、メディア芸術作品のアーカイブ化の支援を推進します。

本事業の実施を通して、アーカイブ及びキュレーションの実践の場の提供や、今後のメディア芸術の作品等の収集・保存・活用を担う専門人材の育成に寄与することを企図し、もって我が国の振興を目指します。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/media_art/

【別紙】

文化庁参事官(芸術文化担当)

参事官
圓入 由美
参事官補佐
是永 寛志
係長
毛利 哲哉
研究補佐員
鈴木 紀成

【代表】03-5253-4111(内3031)

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