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令和7年12月26日
「第1次文化財防災対策5か年計画」を策定しましたのでお知らせいたします。
1.背景
文化庁では、令和元年のノートルダム大聖堂や首里城の火災を契機に、「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画」(令和元年12月23日文部科学大臣決定)等に基づき、文化財の防災対策に取り組んできました。
また、本年6月に閣議決定された「第1次国土強靱化実施中期計画」(計画期間:令和8~12年度)にも、文化財の防災対策に係る施策・数値目標を盛り込んでいます。
文化庁では、実施中期計画に盛り込んだ目標の達成に向けて、文化財の所有者等や地方公共団体に求められる防災対策の具体的な内容を示したものとして、防火対策5か年計画の後継計画として新たに「第1次文化財防災対策5か年計画」を策定しました。
2.計画の概要
- (1)実施期間:
- 令和8~12年度(5か年)
- (2)構 成:
- 趣旨等、計画期間、実施目標、
重点整備対象・重点整備内容(ハード)・重点取組内容(ソフト) - (3)ポイント:
- ①文化財の所有者や地方公共団体が取り組む防災対策を文化財類型ごとに記載。
※前身の防火対策5か年計画は、建造物(世界遺産・国宝)の防火対策のみ。
今回の計画は、建造物の防火対策・耐震対策、史跡等の水害・老朽化対策等を含む総合的計画。
②防災対策の実効性を高めるため、ハード整備だけでなく、ソフト面の具体的な取組内容も記載。
3.今後の取組
文化庁では、計画期間内の国、地方自治体、所有者等の取組について、適時進捗状況を確認するとともに、補助金や指導・助言による支援を行い、各防災対策の着実な進捗を図ります。
別紙
- 文化財防災対策に関する計画についての経緯(360KB)
- 第1次文化財防災対策5か年計画(概要)(393KB)
- 第1次文化財防災対策5か年計画(本文)(2MB)
<担当> 文化庁文化資源活用課
- 課長
- :塩川 達大
- 企画調整官
- :齋藤 祐司
- 専門官
- :横田 悠人
- 文化財防災専門官
- :山本 直也
- 電話
- :075-451-4111(代表)(内線9652)
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