1.目的
道,水路は,古くから文物や人々の交流の舞台となり,我が国の歴史を理解する上で極めて大切な意味を持つ物であり,最も身近な文化財の一つです。このため,文化庁においては,昭和53年度から「歴史の道」調査事業,「歴史の道」整備事業として,江戸時代以前の古い道・運河等とそれに沿う地域の文化遺産を,周囲の環境を含めて総合的かつ体系的に調査するとともに,それらの保存整備を進めてきたところです。
文化庁は,平成5年度から,地域の歴史文化への理解の一助とするとともに,地域の環境を含めた文化財の保護をより一層進めるために,全国各地で古道を歩き,地域の文化財にふれる事業(歩き・み・ふれる歴史の道事業)の実施を主唱してまいりました。7年度に奈良中央大会と栃木県,福島県の2箇所のブロック体会を初めて開催した。
2.事業の概要
(1)主唱 | 文化庁 |
(2)主催 | 都道府県教育委員会または市町村教育委員会(適宜,知事部局・市町村長部局を主催者に加えることができる)及び下記の協力団体 |
(3)協力 | 全国史跡整備市町村協議会 財団法人 日本歩け歩け協会 財団法人 日本万歩クラブ 財団法人 日本ユースホステル協会 財団法人 日本レクリエーション協会 |
(4)開催時期・期間 | 原則として毎年5月を奨励月間とする |
(5)事業内容 |
ア.歴史の道の散策会 イ.歴史の道または史跡等の文化財に関する写生会,写真展等 ウ.その他趣旨に照らして適切な事業 |