第2次取りまとめにて所在不明とされていた180件のうち,その後,所在が確認できた10件は以下のとおり。
※カッコ内の都県名は,所在不明となる前の所在地。
- (1)【国宝・工芸品】刀〈
金 象嵌 銘 天正十三十二月日 江本阿弥磨上之 (花押 )/所持稲葉勘右衛門尉 (名物稲葉江 )〉(東京都)※詳細は別紙4を参照。 - (2)【重要文化財・工芸品】
太刀 〈銘来国次 /〉(山形県) - (3)【重要文化財・工芸品】
太刀 〈銘備前国長船住長義 /〉(山形県) - (4)【重要文化財・工芸品】
太刀 〈銘備前国長船兼光 /延文元年十二月日 〉(山形県) - (5)【重要文化財・工芸品】
太刀 〈銘久国 /〉(埼玉県) - (6)【重要文化財・工芸品】
太刀 〈銘備州長船住景光 /〉(東京都) - (7)【重要文化財・工芸品】
太刀 〈銘守利 /〉(富山県) - (8)【重要文化財・工芸品】短刀〈
銘左 /筑州住 〉(長野県) - (9)【重要文化財・工芸品】刀〈
無銘伝貞宗 (幅広貞宗 )/〉(兵庫県) - (10)【重要文化財・書跡・典籍】
金光明最勝王経註釈 〈巻 第四 断簡 /(飯室切 )〉(東京都)
≪所在確認できた主な経緯≫
- (1):売買により入手した現所有者が所在不明文化財に関する報道を見て文化庁に連絡してきたため。
- (2)~(4):平成3年の盗難により所在不明となっていたが,現保有者が購入して判明したため(旧所有者との間で所有権をめぐって現在係争中)。
- (5)~(10):現所有者が所有者変更の届出を提出してきたため。