多くの文化施設が老朽化による大規模修繕等の時期を迎える中、効率的かつ効果的で良好な公共サービスを実現するため、民間の資金や創意工夫を活用する多様な PPP/PFI 手法等を整備・運営に活用していく必要があります。
こうした課題に対応するため、民間の経営ノウハウを活用し、施設のポテンシャルを最大限活かす観点から、施設の所有権を公共が保有したまま運営権を民間事業者に設定するコンセッション方式の活用を検討することは有意義であると考えられます。「経済財政運営と改革の基本方針 2022(令和4年6月7日決定)」において、スタジアム・アリーナや文化施設等へのコンセッションの導入を図ることとされるなど、社会的課題の解決に向けた取組として期待されています。
新改築の基本構想等の検討の際や既存施設の指定管理者の更新時期もしくは更なる活用活性化の検討等の際にコンセッション導入について積極的にご検討ください。
文化庁支援施策
文化施設サービス刷新・活動活性化等運営改善推進支援事業(434KB)
文化施設のコンセッション導入例
大阪中之島美術館
大阪市 大阪中の島美術館の運営への PFI 手法導入について
大阪中之島美術館 運営におけるPFI事業の実施方針
旧奈良監獄
法務省 旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業について
津山市旧苅田家付属町家群
参考 関係資料
文部科学省
スポーツ・文化社会教育施設 官民連携(コンセッション等) 推進のための施策集
文教施設(スポーツ施設、社会教育施設及び文化施設)における公共施設等運営権制度の可能性と導入について」
内閣府
公益社団法人 全国公立文化施設協会

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