文化施設のインフラ維持管理・更新費の推計について

令和3年7月30日

文化庁企画調整課

我が国のインフラが今後急速に老朽化することが予想される中、インフラの戦略的な維持管理等を推進するために、文化施設においても、整備内容や時期、費用等を具体的に表す中長期的な計画である「個別施設毎の長寿命化計画」(以下「個別施設計画」という。)の策定を令和2年度までに確実に行うこととされております。

この度、予防保全に基づくメンテナンスサイクルを徹底・推進し、中長期のトータルコストを抑制するため、文化施設のメンテナンスを「予防保全型」とした際の効果の見通しを試算することで、各設置者が個別施設計画の策定を確実に行い、「予防保全型」のメンテナンスに取り組んでいただくことを目的に、「文化施設のインフラ維持管理・更新費の見通し」の試算を行いましたので、公表します。

推計の結果、「事後保全型」から「予防保全型」へ切り替えることによる費用の縮減効果が大きいことが分かりました。文化施設の試算では「事後保全型」の考え方を基本とするよりも、「予防保全型」の考え方を基本とした場合、維持管理・更新費が30年間で約37%減少しました。

この結果を参考に、各設置者においては「事後保全型」ではなく「予防保全型」のメンテナンスへ取り組み、また、個別施設計画を未策定の設置者におかれては、下記関連資料も参考に、早急に個別施設計画を策定いただきますようお願いいたします。

関連資料

お問合せ先

文化庁企画調整課

電話:03-5253-4111(代表)(内線3143)

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