パシフィコ横浜にて開催されたアフリカ開発会議（TICAD9）の機会に、文化庁は、8月21日（水）にテーマ別イベントのシンポジウム「アフリカ諸国におけるマンガ産業とその市場について」を開催し、赤松大臣政務官が出席しました。

本シンポジウムは、令和7年度文化庁「国際文化交流・協力推進事業」の一つとして実施され、日本コンテンツの代表格であるマンガについて、日本・アフリカ間の文化及び人材交流を深化させるとともに、アフリカで関心が高まりつつある日本のマンガの将来的な展開につなげることを目的に開催したものです。自身が漫画家でもある赤松大臣政務官は、アフリカから招へいしたマンガ家2名及びマンガ研究者を交え、アフリカでのマンガ産業や市場動向、また、日本のマンガの読まれ方や、現地で人気のマンガジャンル等をテーマに活発な議論を行いました。

赤松大臣政務官はマンガ家2名に対し、日本のマンガに興味を持った理由や、創作活動の環境、障壁等について質問しました。また、「マンガ家お二人の今後の活躍をとても楽しみにしている。日本のマンガがアフリカでもメジャーな文化として捉えられていることがわかり、アフリカで更に日本のマンガを広めていきたい」との期待を述べました。

このほか、アフリカで人気のある日本のマンガタイトルや読者の属性などアフリカのマンガ事情を紹介したパネル展示を視察しました。

文化庁では、日本のマンガに対する関心が高まりつつあるアフリカにおける市場調査、分析等を行い、アフリカでの日本マンガのさらなる普及に向けた取組みを進めてまいります。

令和7年度文化庁「国際文化交流・協力推進事業」（TICAD9関連イベントに係る調査及び企画運営実施業務）【受託先サイトへリンク】