『日本の心を世界に伝える』をテーマに
文化庁は,3月3日,「第6回文化庁文化交流使活動報告会」を国立西洋美術館講堂にて開催した。
「文化庁文化交流使事業」は,芸術家,文化人等,文化に携わる人々を「文化交流使」に指名し,世界の人々の日本文化への理解の深化につながる活動や,日本と外国の文化人とのネットワークづくりにつながる活動を展開することを目的とした事業。
今回の活動報告会では,青木保文化庁長官の主催者挨拶に続き,海外での活動を終えた文化交流使による報告に加えて,落語家の桂かい枝氏による英語落語のデモンストレーションも行われた。
このほかの出演者は,本間博氏(将棋棋士),橘右門氏(寄席文字書家),梅若猶彦氏(能楽師(シテ方)・静岡文化芸術大学教授),中川衛氏(重要無形文化財「彫金」(各個認定)保持者),円田秀樹氏(囲碁棋士)。(出演順)
最後に,出演者全員によるパネルディスカッションも行われ,各自が自らの体験に基づいて意見を述べた。
報告会では,文化交流使関係者及び文化・芸術団体の関係者約70名が,文化交流使の報告を熱心に聞き入った。
また,活動報告会終了後に国立西洋美術館内の会場で懇談会が行われ,報告会に出演した文化交流使の方々や文化交流使OB,青木長官ほか文化庁幹部らが出席した。
第6回文化庁文化交流使活動報告会3