【学芸員になるための資格の取得方法について】
次の三つのうち,いずれかに該当すれば資格を取得したことになります。
(1)学士の学位を有し,大学で文部科学省令の定める博物館に関する科目の単位を修得したもの。
なお,文部科学省令の定める博物館に関する科目については,「博物館に関する科目について」を,学芸員資格取得に必要な科目が履修できる大学については,「学芸員開講大学一覧」を参照してください。(2)短期大学学士の学位と同等の学士を有し、博物館に関する科目の単位を含めて六十二単位以上を修得したもので,三年以上学芸員補の職にあったもの。
(3)文部科学大臣が,文部科学省令で定めるところにより,上の二つにあげたものと同等以上の学力及び経験を有すると認めたもの(学芸員資格認定を合格したもの)。
学芸員資格を取得するまでの流れ(282KB)
【学芸員資格認定について】
学芸員資格認定は,学芸員となる資格を有していることを認定するために,試験及び審査を行うものです。試験認定及び審査認定の合格者は学芸員となる資格を有することになり,合格証書が授与されます。
認定方法は,筆記試験である試験認定と,これまでの学識及び業績の審査によって資格を認定する審査認定の2つの方法があり,受験するためには,それぞれ以下の受験資格を満たす必要があります。
(1)試験認定
1大学院に入学することができる者
2大学に二年以上在学して六十二単位以上を修得した者で、二年以上博物館における博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業に関する実務(以下「博物館資料関係実務」)を行つた経験を有するもの
3大学に入学することのできる者であつて、四年以上博物館資料関係実務を行つた経験を有するもの
4教育職員免許法第二条第一項に規定する教育職員の普通免許状を有し、二年以上教育職員の職にあつた者
5その他文部科学大臣が前各号に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者
(2)審査認定
1次のいずれかに該当する者であつて、二年以上博物館資料関係実務を行つた経験を有するもの
イ学位規則による修士の学位又は専門職学位を有する者
ロ学位規則による博士の学位を有する者
2大学において博物館に関する科目(生涯学習概論を除く。)に関し二年以上教授、准教授、助教又は講師の職にあつた者であつて、二年以上博物館資料関係実務を行つた経験を有するもの
3次のいずれかに該当する者であつて、都道府県の教育委員会の推薦するもの
イ大学院に入学することができる者であつて、四年以上博物館資料関係実務を行つた経験を有するもの
ロ大学に二年以上在学し、六十二単位以上を修得した者であつて、六年以上博物館資料関係実務を行つた経 験を有するもの
ハ大学に入学することのできる者であつて、八年以上博物館資料関係実務を行つた経験を有するもの
4その他文部科学大臣が前各号に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者
学芸員資格認定を受けるには,毎年7月中旬から8月下旬の出願期間中に出願書類を提出する必要があります。試験認定については,12月初旬に資格認定試験を実施し,審査認定については,翌年1月に審査を行う予定です。詳細については,「学芸員資格認定試験について」を参照してください。
【学芸員補になるための資格について】
- 1大学に二年以上在学し、博物館に関する科目の単位を含めて六十二単位以上を修得した者
- 2学校教育法施行規則第百五十五条第二項各号のいずれかに該当する者であつて、大学において博物館に関する科目の単位(9科目19単位)を修得したもの
【学芸員になるには】
学芸員や学芸員補として活躍するには,博物館等で任用される必要があります。
なお,採用方法等については,それぞれの博物館に直接お問い合わせ願います。
【学芸員の主な職務内容】
1博物館資料の収集・整理
2博物館資料の保管・保存
3博物館資料の展示・活用
4博物館資料の調査研究
5教育普及活動等,博物館資料と関連する事業
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お問合せ先
企画調整課
電話番号:03-5253-4111