「文化財保存活用地域計画」について

1.「文化財保存活用地域計画」とは

  1. 「文化財保存活用地域計画」は,各市町村において取り組んでいく目標や取組の具体的な内容を記載した,当該市町村における文化財の保存・活用に関するマスタープラン兼アクションプランです。
  2. 「文化財保存活用地域計画」において,文化財の保存・活用に関して当該市町村が目指す将来的なビジョンや具体的な事業等の実施計画を定め,これに従って計画的に取組を進めることで,継続性・一貫性のある文化財の保存・活用が一層促進されます。また,当該市町村における文化財行政の取組の方向性を計画として対外的に明示するとともに,作成した「文化財保存活用地域計画」を広く周知し,民間団体等の様々な関係者のみならず地域住民の理解・協力を得ることにより,地域社会総がかりによる,より充実した文化財の保存・活用を図っていくことが可能となります。
  3. 文化財保存活用地域計画パンフレット(21.8MB)

2.計画作成・認定

  1. 文化庁では,地方公共団体が「文化財保存活用地域計画」を作成する際の基本的な考え方や留意事項などを指針として取りまとめています。
  1. 指針【大綱・地域計画等】(1.1MB)
  1. 各地方公共団体が作成した「文化財保存活用地域計画」

3.報道発表資料

  1. これまで認定を受けた各地方公共団体における文化財保存活用地域計画の報道発表資料(概要資料)です。

4.支援方策等

(1)相談・協議

  1. 文化庁に相談窓口を設置しています。「文化財保存活用地域計画」の作成方法や内容,指針の詳細説明等,不明な点があれば随時相談いただけます。

文化庁文化資源活用課計画推進係

電話:075-451-4111(内線9669)
E-mail:shigen-renkei@mext.go.jp

(2)計画作成のための補助金制度

地域文化財総合活用推進事業(文化財保存活用地域計画作成)で地域計画作成について補助を行っています。詳細については以下のリンク先を参照してください。

文化遺産を活用した地域活性化に係る取組への支援

(3)文化財保存活用地域計画研修会

市区町村において地域計画作成に携わる者を対象に、作成初期段階に必要な「文化財保存活用地域計画の作成に関する指針」や文化財の保存と活用に関する課題・方針・措置を設定するための基礎的知識について研修を行い、地域計画作成の促進を図ることを目的とし、毎年度、集合形式にて研修会を開催しています。ご興味のある方はぜひご参加ください。

<開催実績>

  • ・令和元年度 7月25日~26日(@長崎県平戸市)
  • ・令和2年度 2月19日~3月12日(動画配信)
  • ・令和3年度 2月17日~18日(オンライン開催)
  • ・令和4年度 10月24日~27日(@福井県小浜市)
  • ・令和5年度 10月24日~27日(@千葉県香取市)

文化財保存活用大綱・地域計画制度5周年記念シンポジウム開催のお知らせ

・令和6年度 10月22日~25日(@愛媛県西予市)

「文化財保存活用地域計画」研修会について(令和6年度)

(4)文化財保存活用地域計画連絡協議会

「文化財保存活用地域計画」に基づく取組の推進を図るため、「文化財保存活用地域計画」を作成済の市区町村の文化財行政、まちづくり行政の担当者等を対象に、文化財の保存・活用に関する措置に必要な知識を涵養するとともに、担当者間の交流を図ることを目的とし、毎年テーマを決めて、京都にて開催しています。

<開催実績>

  • ・平成30年度 歴史文化基本構想に基づく観光に関するテーマ(6月27日~28日)
  • ・令和元年度 文化財保護法改正と日本遺産を事例とした観光振興に関するテーマ(9月26日~27日)
  • ・令和2年度 先端技術に関するテーマ(1月29日~2月12日) ※動画配信
  • ・令和3年度 資金調達に関するテーマ(8月5日~6日)
  • ・令和4年度 民間連携に関するテーマ(8月4日~5日)
  • ・令和5年度 計画の進捗管理や自己評価、効果手法に関するテーマ(8月3日~4日)
  • ・令和6年度 ユニークべニューに関するテーマ(8月1日~2日)
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