「日本の技フェア」特設サイト(外部ページ)
【令和6年度開催のお知らせ】
この度、文化庁では、「文化庁日本の技フェア」を開催します。
近年、文化財の保存のために欠くことのできない「文化財の保存技術」は、伝承者の養成や原材料の確保等が困難になりつつあり、継承の危機に瀕しています。この技フェアでは「文化財の保存技術」を紹介することで、それらの現状や文化財の保存技術の大切さをより多くの方々に理解していただくとともに、「文化財の保存技術」の未来の伝承者・理解者の拡大等に資することを目的に開催しています。
みなさまの御来場を心よりお待ちしております。
1.開催日時
- 日時:
- 令和6年11月2日(土)、3日(日) 10:00~16:00
- 場所:
- みやぎ産業交流センター「夢メッセみやぎ」本館展示棟 Aホール
(〒983-0001 宮城県仙台市宮城野区港3丁目1−7) - 入場料:
- 無料(事前予約制、体験は一部有料)
2.イベント内容(予定)
選定保存技術保存団体による展示・実演・体験等を行います。
展示 技の解説や保存団体を紹介するパネル、原材料・道具等を展示します。
実演 先人から受け継がれてきた知恵と熟練の技を技術者が披露します。
体験 技術者から教わりながら「匠の技」を体験できます。(要予約)
就職支援 就職支援ブースの設置や、就職支援サポーターを配置します。
関守石づくり体験
(文化財庭園保存技術者協議会)
襖絵、花丸を描く実演
(歌舞伎大道具(背景画)製作技術保存会)
(写真:令和5年度「日本の技フェア」(京都開催)の様子)
3.来場・体験予約
入場及び体験には事前予約が必要です。下記日時に予約フォームを解禁します。
https://nippon-no-waza.jp/2024/
※予約開始:10月7日(月)18:00~
※事前予約に空きがある場合は当日入場も可能です。
※体験は予約に限りがあります(先着順)。詳細は特設サイトを御覧ください。
4.開催概要
文化財は先人の築き上げた大切な遺産であり、私たちはこれを保存して後世に伝えていく重大な責務があります。
文化財保護法では、文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術または技能である「文化財の保存技術」のうち、保存の措置を講ずる必要のあるものを「選定保存技術」として選定し、その保持者や保存団体を認定する制度を設けています。この制度は、文化財を支え、その存続を左右する重要な技術を保護することを目的としており、技術者の確保のための伝承者養成とともに、技術の向上、技術の記録作成などを行うものです。
昭和50年の同制度創設後、現在までに随時選定・認定が行われ、保持者・保存団体による伝承者養成事業の実施をはじめ、技術の保存・伝承に多くの努力が払われています。国の選定保存技術のうち17件から構成される「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」は、2020年12月に選定保存技術から初のユネスコ無形文化遺産への登録となりました。
「選定保存技術」の選定・認定数 (令和6年11月予定)
選定保存技術 89件
保持者 選定件数 57件 保持者数 67名
保存団体 選定件数 44件 保存団体数 48団体(40団体)
・保存団体には重複認定があるため、( )内は実団体数を示します。
・同一の選定保存技術について保持者と保存団体を認定しているものがあるため、保持者と保存団体の計は選定保存技術の件数とは一致しません。
また、令和4年度からは修理技術者や原材料の確保等のための5か年計画である「文化財の匠プロジェクト」を進めています。
[参考1]「文化財の匠プロジェクト」の決定について(文化庁HP)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/93637901.html
[参考2] 文化財を支える伝統の名匠 リーフレット
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/shuppanbutsu/bunkazai_pamphlet/pdf/94068601_02.pdf
5.主催等
- 主催:
- 文化庁
- 共催:
- 仙台市教育委員会、全国文化財保存技術連合会
- 後援:
- 宮城県教育委員会、NHK仙台放送局
- 事務局:
- 株式会社NHKプロモーション
6.過去の開催
2019年度「文化庁日本の技体験フェア」(11月9日(土)~11月10日(日))リーフレット(7MB)
2021年度「文化庁日本の技フェア」(11月20日(土)~11月21日(日))リーフレット(1.7MB)
2022年度「文化庁日本の技フェア」(10月22日(土)~10月23日(日))リーフレット(17.7MB)
2023年度「文化庁日本の技フェア」(11月18日(土)~11月19日(日))リーフレット(11MB)
7.お問い合わせ
ご不明な点等は、文化庁日本の技フェア事務局及び文化庁まで御連絡ください。
<文化庁日本の技フェア事務局(株式会社NHKプロモーション)>
TEL:03-6271-8515(10:00~17:00/土・日・祝を除く)
<文化庁担当>文化庁参事官(生活文化創造担当)
TEL: 075-451-4111(内線9564)
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