世界遺産条約を締約した国は,将来世界遺産一覧表に記載する計画のある物件を「暫定一覧表」としてUNESCOに提出します。世界遺産委員会へ推薦書を提出し審査をされるには,事前に暫定一覧表に記載されている必要があります。
現在,日本の暫定一覧表には文化遺産4件が記載されています。
日本の暫定一覧表記載遺産
No. | 資産名 | 所在地 | 記載年 | 区分 |
1 | 古都鎌倉の寺院・寺社ほか | 神奈川県 | 平成4年 | 文化 |
2 | 彦根城 | 滋賀県 | 平成4年 | 文化 |
3 | 飛鳥・藤原の宮都(推薦中) | 奈良県 | 平成19年 | 文化 |
4 | 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-(拡張) | 岩手県 | 平成24年 | 文化 |
文化庁では,世界遺産条約加盟以降,学識経験者による協力者会議等を開催し,我が国を代表すると考える文化遺産を,世界文化遺産に推薦する候補物件として選定し,暫定一覧表への記載を行ってきました。
平成18年度及び平成19-20年度には,地方公共団体からの提案を受け,我が国の世界遺産暫定一覧表の改訂を行いました。それぞれの年度の取りまとめは以下の通りです。
平成18年度(平成19年1月23日)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/bunkazai/sekaitokubetsu/shingi_kekka_190123/
平成19-20年度(平成20年9月26日)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/bunkazai/sekaitokubetsu/shingi_kekka/index.html