令和4年度空白地域解消推進セミナーを開催しました

令和4年12月1日(木)、「生活者としての外国人」のための日本語教室空白地域解消推進事業「空白地域解消推進セミナー」を開催しました。

本セミナーは、地方公共団体等で日本語教育に関わる行政職員やコーディネーターを対象に平成30年度より実施しています。令和2年度より、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで実施しています。

今年度のテーマは「日本語教室の開設に向けたニーズ把握と検証~地域の実情に応じた日本語教室空白地域の解消に向けて~」としました。日本語教室の立ち上げや、事業の開始に当たって重要である「ニーズの把握」及び、その結果分析を経た取組への反映について取り上げました。全国から、空白地域の解消に関心がある地方公共団体の職員や地域日本語教育コーディネーターを中心に、166名の方にオンラインで御参加いただきました。

基調講演を行う結城恵教授

基調講演を行う結城恵教授

まず、出入国在留管理庁及び文化庁からの施策説明を行い、さらに文化庁より今回のテーマである空白地域解消を念頭に置いた「ニーズの把握」に関する情報提供を行いました。

基調講演では群馬大学結城恵教授に、「ニーズの把握」を行う上での考え方、方法、留意点などを御紹介いただきました。事例報告では公益財団法人兵庫県国際交流協会・小林市(宮崎県)・一般社団法人滝川国際交流協会に御発表いただき、日本語教室の立ち上げに係るニーズ把握の方法や結果の分析・検証について、事例も交えつつ共有を行いました。

事例報告を行う村上由記氏(兵庫県国際交流協会)

事例報告を行う村上由記氏(兵庫県国際交流協会)

また、意見交換では、各事例報告者がどのような目的や考え方で調査等のニーズ把握を行っているのか、分析結果をどのように取組に反映しているのかを中心に、活発な協議が行われました。

意見交換を行う様子

意見交換を行う様子

参加者からは、「空白地域において日本語教室の開設を進めるにあたり、ニーズの把握に必要な要件や事例を知ることができた」「事例報告から、具体的にどのように進められたのか具体的な目的・手順等がよく分かった。今後、自分の地域での取組に活用できることが多いと思った」等の声が寄せられました。

今年度のセミナーでの配布資料及び発表資料は以下を御参照ください。

来年度も本セミナーの実施を予定しておりますので、地域の日本語教育担当の方々の御参加をお待ちしております。

  1. 1プログラム(61KB)
  2. 2発表資料
  3. 3参考資料
  4. セミナー動画
    セミナーの様子を動画に収録しましたので、当日参加できなかった方はこちらの動画を御覧ください。

    セミナーの様子を動画に収録しましたので、当日参加できなかった方はこちらの動画を御覧ください。

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