地球人ネットワーク in こまがね日本語教室 実施内容

実施内容
[日本語能力を有する外国人を対象とした日本語指導者養成]

実施主体:地球人ネットワーク in こまがね日本語教室

1. 概要

講座名称:
日本語レベルアップ・教え方講座
内容
発音を矯正し,日本語の音声と母語の音声の比較ができるようにする
基本的な文法事項を復習し,使用テキストに沿って説明できるようにする
聞く,話すこと以上に,「書くこと」を通じて,正しい文法,表現を身につける
受講者が自らの日本語能力を振り返って評価し,能力向上に役立てるようにする
地域に関する情報を交換する
出自や背景の違う学習者相互の交流をはかる

2. 講座内容

  日付 内容/教材(下段はその回に関する考察) 参加者数
(1) 2007年11月22日
19:00〜20:30
ガイダンス
2級語彙文法模擬試験,解説
16名
(2) 2007年11月29日
19:00〜20:30
発音練習 早口言葉
『文化中級Ⅱ』1課より,新聞記事見出しの読み方,見出しに助詞を入れて完全な文にする
11名
(3) 2007年12月6日
19:00〜20:30
日本語の特徴(オノマトペ,同音異語がたくさんあることなど)
『文化中級Ⅱ』1課より
新聞記事を読んで,5W1Hを拾う
10名
(4) 2007年12月13日
19:00〜20:30
日本語のリズム
日本語文法への入り口(『おしゃべりのたね』)
 1.丁寧体と普通体
『文化中級Ⅱ』新聞記事
連語(事故,事件に関する語彙)
抜き書きした5W1Hを完全な文にする
10名
(5) 2007年12月20日
19:00〜20:30
講師,受講者と家族,他のボランティアも参加した情報交換,実践日本語練習 14名
(6) 2008年1月10日
19:00〜20:30
身近なニュースを書いてみる。まず5W1Hを書く
日本語文法への入り口 2.動詞グループ分け
10名
(7) 2008年1月17日
19:00〜20:30
発音 母音の無声化
日本語文法への入り口 3.動詞の形(活用)
7名
(8) 2008年1月24日
19:00〜20:30
日本語文法への入り口 4.動詞の活用表
て形/た形 辞書形
8名
(9) 2008年1月31日
19:00〜20:30
受け身
 被害の受け身,非常の受け身
~と言われました/~と言ってくれました(比較)
4名
(10) 2008年2月7日
19:00〜20:30
意向形
 呼びかけ/~うと思います
 ~たいと思っている/~うと思っている/つもりです/予定です
7名
(11) 2008年2月14日
19:00〜20:30
命令形/禁止形
 この形を使った言い方
 命令/危険を知らせる/応援/標語
 ~という意味です
8名
(12) 2008年2月20日
19:00〜20:30
条件形
日本語の作文1 語彙 文型
8名

3. 受講者の反応

 受講者からは,このまま上級講座として続けてほしいとの希望が出た。

4. 講座の評価

 受講者の日本語レベルにかなりのばらつきがあり,当初予定していた内容から変更することになった。また書く能力,特に漢字の読み書きの技能が他の技能に比べて不十分な受講者が多く,講座内容は基礎文法の復習,書く練習に力を入れた。
 結果として情報交換や交流を予定通りに消化することはできなかったが,外国人の間,外国人と日本人のネットワークは着実にでき,その後の新規講座に生かされている。


別添資料 1

事業Ⅲ 外国人日本語上級者教え方講座

写真:外国人日本語上級者教え方講座風景1 写真:外国人日本語上級者教え方講座風景2
写真:外国人日本語上級者教え方講座風景3 写真:外国人日本語上級者教え方講座風景4
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