平成29年度文化庁日本語教育大会・東京大会

「日本語教育新時代!これからの日本語教育の人材像を考える」を開催しました

一日目全体

8月26日と27日の両日,文化庁及び文部科学省において,「平成29年度文化庁日本語教育大会・東京大会」を開催しました。全国各地から多くの方々が足を運んでくださいました。御来場いただいた皆様には心より御礼申し上げます。

文化庁日本語教育大会は,広く日本語教育に関わる方々を対象に,日本語教育に関する国の施策や様々な取組の現状について理解の増進を図り,日本語教育の充実と推進に資することを目的として,昭和51年から開催しています。

今年度は,「日本語教育新時代!これからの日本語教育の人材像を考える」をテーマに,二日間でのべ600名以上の参加者が集まりました。

第一日目には,開会の挨拶の後,文化庁文化部国語課をはじめとする七つの府省庁による日本語教育に関連する外国人施策等の説明を行い,続いて,文化審議会国語分科会日本語教育小委員会の審議状況の説明を行いました。そして,「空白地域における日本語教室設置と専門人材の実践」として,鹿児島県長島町における日本語教育が実施されていない「空白地域」での取組について長島町職員及びアドバイザーに実践報告をしてもらいました。一日目の最後には,日本語教育における人材像及び専門性について,養成の現場と活躍の場の両面から,それぞれの現場で活動している機関や専門家による意見交換を行いました。

一日目発表

あわせて,「生活者としての外国人」のための日本語教育事業による取組を集めたパネル展が開催され,関係者が発表を行いました。地域日本語教育実践プログラム(A),(B)の実施団体6団体,地域日本語教育コーディネーター2名に実践を紹介していただき,来場者と活発な情報交換が行われました。

二日目

大会第二日目には,「日本語教育人材のキャリアパス~現場で活躍する先輩に直接聞いてみよう!~」を実施し,多岐にわたる日本語教育に関わる人材の活動現場での課題やこれまでのキャリアパスについて,参加者が直接話を聞くことができる機会をつくりました。また,「生活者としての外国人」のための日本語教育テーマ別実践報告会として,「地域日本語教育の専門家って何するの?」,「子供に日本語を教える人の専門性を考えよう」,「ライフステージに応じた日本語学習を支援するには」というテーマについて参加者と一緒に考える三つの分科会を開催し,多くの方に御参加いただきました。

さらには,「IT・通信による日本語教育~ちょっとのぞいて触ってみよう!~」を開催し,遠隔でも日本語を学べる仕組みや日本語を指導する際の効果的なツールを開発した5団体に集まっていただき,紹介を行っていただきました。

本大会において配布しました冊子(大会パンフレット)及び登壇者の発表や報告資料は全て文化庁ホームページに掲載いたします。また,当日会場にお越しになれなかった方のために,大会の模様を動画で公開しておりますので、御覧ください。

※本大会において,アンケートに御協力くださいました皆様,ありがとうございました。皆様からの御意見,コメントは,来年度からの大会の更なる発展のために活用させていただきます。

  1. 1当日配布資料
    1. (1)平成29年度「文化庁日本語教育大会」パンフレット(20MB)※一部音声読み上げソフト非対応のデータです。
    2. (2)「生活者としての外国人」のための日本語教育 ハンドブック(3.1MB)
    3. (3)日本語教育の推進に向けた基本的な考え方と論点の整理について(報告)(746KB)
    4. (4)日本語教育の推進に向けた基本的な考え方と論点の整理について 概要パンフレット(8MB)
    5. (5)平成28年度 国内の日本語教育の概要(2MB)
  2. 2プログラム・発表資料等
  3. 3当日の動画(1日目のみ)
  4. 4参加票・アンケート集計結果(320.3KB)
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