令和7年度文字・活字文化資源活用推進事業の募集について

事業の概要

地域における文字・活字文化の発信拠点・担い手である書店、出版社、文学館、図書館、大学等関係機関が連携し、協働するなどして実施する特色ある取組(地域に存する文芸作品等を活用した取組等)を支援し、文字・活字文化の振興モデルの構築に向けた調査研究を実施する。

事業の内容

  • (1)本事業の受託者は、以下の内容を実施するものとする。
    • ①文字・活字文化の振興モデルに係る実施プランの作成
    • ・文字・活字文化の振興モデルに係る実施プランには、目指す姿、現状・課題、解決策、ロードマップと本事業の位置付けを記載。
    • ➁文字・活字文化の振興モデルの構築に向けた取組の実施
    • ・取組の実施に際しては、下記3(2)を参考にすること。
    • ・なお、実施に際しては、地域における関係機関のリソースを効果的に活用しながら、地域に根差した取組とすることが望ましい。
    • ③事業実施報告書の作成
    • ・文字・活字文化の振興モデルの構築に向けた実施プラン、取組の詳細(以上、上記①と➁)、課題の抽出、今後の展開に向けた検討方策や解決方策等(解決に向けたビジョン、取組、ロードマップ等)及びこれらの概要を取りまとめること。
  • (2)取組の実施に際しての留意事項
    • ①実施に際しての基本コンセプト
    • ・文字・活字文化については、地域の中で育まれ、親しまれてきたものであるとともに、人々が、生活する上で、また、仕事を行う上で道標となるものであるが、地域事情や地域の置かれた環境に照らして、コミュニティが求める内容も異なってくると考えられる。
    • ・他方で、人口減少等に伴い、文字・活字文化の担い手を巡る環境も厳しさを増しており、また、1か月に本を読まないとする人々の割合も高まるなど、文字・活字文化を巡っては諸課題に直面している。こうしたことから、文字・活字文化の振興を地域と一体となったものとして捉え、文字・活字文化に関わる関係機関が連携し、協力するなどして、その振興とアクティビィティの活性化、ひいては地域における知識基盤社会の充実を図る。
    • ➁取組に際しての調査・分析の観点の設定(実施する地域性等)
    • ・取組の実施に際しては地域別、機能別の観点を踏まえて実施することが考えられ、下記に示すような要素も考慮して取り組むこととする。このほか、受託者において、本事業の趣旨を踏まえた分析の観点を設け、実施することが望ましい。
    • ・地域別要素に関しては、地域の置かれた事情・環境によって異なるが、地域事情から、例えば、商業エリア、郊外エリア、前二者に該当しないエリアという要素が考えられる。
    • ・機能別要素に関しては、例えば、次のような要素が考えられる。
    • ㋐文字・活字コンテンツの盛り上げ・発掘に向けた取組
    • ㋑文化、教育、生活、観光関係等の地域資源と連携した取組
    • ㋒読者層の間口拡大、興味・関心の深化に向けた取組
    • ㋓先進ツールの活用等を通じた新規性・創造性のある取組
    • ③文字・活字文化の振興モデルの導出
    • ・文字・活字文化の振興モデルの導出に際しては、読書人口の増加に向けた創意工夫、関連分野とのタイアップ、先進的なツールの活用等を通じ、現下の課題克服に資するような方策、持続可能な方策を調査研究するなどして、今後におけるビジョンの作成、ターゲットの明確化、ロードマップの作成等の成果物を創出すること。
  • (取組を行う上での参考例)
    • ・地域の文芸作品等をテーマにした読書会、展示会等の実施
    • ・地域観光資源を活用した滞在型・没入型の読書機会の提供
    • ・地域の文芸作品とゆかりのある活動(文学散歩等)
    • ・読者ガイドの提供等読者層の興味・関心の喚起・深化につながる取組、読書とのかけ合わせの場の提供(読書×展示、読書×音楽・映像等)

事業対象期間

本事業の対象期間は、委託契約締結日~令和8年3月31日です。

募集案内(審査基準等含む)

企画提案書等

(参考および留意事項)

提出期限

提出期限:令和7年4月18日(金)17時必着

事業規模(予算)及び採択件数

事業規模は1件あたり800万円を上限とし、採択件数は4件程度を見込んでいます。

その他

本件に関するその他必要事項については、募集案内(審査基準等含む)を御確認ください。

問合せ先

住所 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2

担当 文化庁国語課 指導・普及係

電話 03-5253-4111(代)(内線2839)

e-mail:kokugo-shidofukyu@mext.go.jp

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