近代歴史資料は、その材料や技術が近世までのものとは大きく異なり、劣化の速い工業製品等の素材で構成されるものも多く、安全な修理や保存技術が未確立です。また、近年まで現用に供されていたものも多いため、簡易な補修が施されているものも少なくありません。 近代歴史資料の良好な保存・活用のためには、近代歴史資料の特性に応じた保存・修理の調査研究が不可欠となります。また、近代歴史資料特有の素材を扱える修理技術者の養成や安全な修理・保存技術の普及も必要です。
ついては、文化財(美術工芸品)の修理に携わり、近代歴史資料の保存・修理に主体的な関心を有する技術者を対象に、近代歴史資料を構成する素材や簡易な補修に用いられた補修材の材質等の特性と、劣化を促進させる要因を除去する技術に関する調査研究の成果を、実技とともに共有し、さらなる研究の深化・技術改善にむけた研究協議を行います。
1.主催者 文化庁
2.日時・場所
令和6年11月29日(金)11:00~17:15
文化庁東京庁舎第2会議室(東京都千代田区霞が関3-2-2)
3.参加者
文化財(美術工芸品)の修理に携わり近代歴史資料の保存・修理に主体的な関心を有する技術者で、各事業主が推薦し、文化庁が参加を認めたもの。
10~15名程度
4.内容・実施方式
- 内容/別紙(93KB)参照
- 実施方式/現地参集(実技あり)
5.参加申込・参加者の決定
・参加希望者は以下の申し込みフォームに登録してください。
【参加申込フォーム】https://forms.office.com/r/dhwGm3G5Lu
・参加希望者の所属する事業者の事業主は、以下の推薦フォームに入力して推薦してください。
【事業主推薦フォーム】https://forms.office.com/r/7M5yZLitiE
・参加申込フォーム・事業主推薦フォームともに入力期限は令和6年10月31日(木)17時までとします。申込には双方のフォームに入力が必要です。
・申込者多数の場合は文化庁において選考し、11月中旬までにメールにて参加者の決定を通知します。
6.その他連絡事項等
・参加は無料とします。
・研究協議の配布資料・実技資料代は文化庁が負担します。
・参加にかかる交通費・滞在費等は参加者の負担とします。

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