令和元年度「文化庁日本語教育大会・東京大会」(大会報告)

[開催実績]

※開催案内情報はこちら

◎日時:
第1日目 令和元年9月7日(土)13:00~17:00
第2日目 令和元年9月8日(日)台風接近につき全プログラム中止
◎会場:
文部科学省(東館)3階講堂
◎テーマ:
見せましょう!日本語教師の底力~広がる日本語教育と人材の活用の場~
パンフレット

文化庁日本語教育大会は,広く日本語教育に関わる方々を対象に,日本語教育に関する国の施策や様々な取組の現状について理解の増進を図り,日本語教育の充実と推進に資することを目的として,昭和51年から開催しています。

昨今,改正入管法の施行や「外国人材受入れのための総合的対応策」の公表,さらには「日本語教育の推進に関する法律」の成立などの新たな動きが矢継ぎ早に進み,日本語教育関係者にとって大きな変化が訪れています。これらを受けて,文化審議会国語分科会日本語教育小委員会では,日本語教育能力の判定および標準についての議論が進められ,日本語教育も新たな展開を迎えようとしています。

このように日本語教育をめぐる環境が大きく変わろうとしている中,今年度は,「見せましょう!日本語教師の底力~広がる日本語教育と人材の活用の場~」というテーマを設け開催しました。台風接近につき第2日目の全プログラムを中止したため,第1日目のみの開催となりましたが,570名以上の方々にご参加いただくことができました。御来場いただいた皆様には心より御礼申し上げます。

写真1 東京大会全景

大会第1日目は,開会の挨拶の後,文化庁国語課をはじめとする6省庁から日本語教育に関連する外国人施策等についての説明があり,続いて,文化審議会国語分科会日本語教育小委員会の審議状況の説明が行われました。そして,「空白地域における日本語教室設置とコーディネーターの役割」として,石川県中能登町における日本語教室空白地域解消推進の取組について,中能登町教育委員会及び公益財団法人石川県国際交流協会から実践報告がありました。また,「最近よく聞くCEFRって,何のこと?~日本語教育における活用を考える~」というテーマでパネルディスカッションを開催し,ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)の日本語教育における活用について議論が行われました。

写真2 空白地域 写真3 シンポジウム

※本大会において,アンケートに御協力くださいました皆様,ありがとうございました。皆様からの御意見やコメントは,次年度以降の大会の更なる発展のために活用させていただきます。

1 当日配布資料
(1)令和元年度「文化庁日本語教育大会・東京大会」(大会報告)冊子(75.4MB)
(2)日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)改定版(9.7MB)
(3)日本語教育の推進に向けた基本的な考え方と論点の整理について 概要パンフレット(7.9MB)
(4)平成30年度 国内の日本語教育の概要(449.1KB)
2 参加票・アンケート集計結果(86.8KB)
3 プログラム・発表資料等
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