伝統の100年フード部門 〜江戸時代から続く郷土の料理〜
令和7年度認定
あわまんじゅう
福島県柳津町の名物「あわまんじゅう」は、1818年の柳津大火を機に生まれた縁起菓子で、会津地域で親しまれている。 焼失した圓蔵寺と門前町の復興に奔走した喝巌和尚が、「二度と災難に“あわ(遭)”ないように」と願い、この地の暮らしに根ざしてきた粟を使った饅頭を職人に作らせ、1829年の本堂再建時に奉納したことが始まりとされます。蒸した粟と餅米の生地はやわらかく、もちもちとした噛み心地が際立ち、素朴で飽きのこない味わいが魅力です。いまも門前に専門店が軒を連ね、厄除けを願う“お護符の菓子”として多くの参詣者に親しまれており、老舗の職人が昔ながらの手仕事を守り、柳津を象徴する味として大切に受け継がれています。