伝統の100年フード部門 〜江戸時代から続く郷土の料理〜
令和7年度認定
天龍村の柚餅子
「天龍村の柚餅子」は古くから保存食としてこの地域に親しまれてきました。日本各地に柚餅子という食べ物はありますが、平安末期の源平の落武者達がこの丸柚餅子を伝承したとも言われています。柚子の果肉をくり抜き、中に甘味噌と小麦粉、ゴマを混ぜたもの、そしてクルミの粒を入れ、3時間以上蒸しあげ、2、3か月間揉みながら乾燥させて作ります。食べるときは縦に薄くスライスします。甘い味噌にクルミのコク、さわやかな柚子の香りがする滋味あふれる逸品です。柚子の豊富な天龍村では冬に家庭で柚餅子を作り、お茶請けや酒の肴にします。そのまま食べるのはもちろん、キュウリや大根のスライスと合わせたり、チーズやバターを挟んだりしても美味しいです。この柚餅子は大量生産とはかけ離れた手間暇をかけて作るもののため、若い世代ではなかなか作る人がいません。柚餅子の魅力を発信し、伝統食の文化を未来に繋げていけるように努めています。
長野県
NPO法人 ツメモガキ
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