伝統の100年フード部門 〜江戸時代から続く郷土の料理〜
令和7年度認定
近江商人の食文化 ~どろ亀汁(どろがめじる)・黄飯(きめし)~
近江商人の里・東近江市五個荘金堂は、重要伝統的建造物群保存地区に選定され、今も歴史的な町並みが残ります。この地には、商人の妻・塚本さとが著した家政書『姑の餞別』が伝わり、家族や奉公人の健康を気遣う旬の食の知恵が記されています。ハレの日を象徴する「黄飯(きめし)」は、クチナシの実で鮮やかな黄色に染めた、お祝いの席に欠かせない料理です。一方、日常の健康を支えた「どろ亀汁」は、カメではなく、夏バテ防止に効果的なナスを使い、すりごまを加えた味噌汁です。泥の中にカメがいるような見た目がその名の由来となりました。他にも「豆腐の田楽」や「ぜいたく煮」など、倹約の中にも愛情が詰まったお惣菜が今も食べ継がれています。現在は地元団体と連携し、食育などを通じてこの食文化を次世代へ継承しています。地域の宝である近江商人の食を広く発信し、さらなる魅力向上に努めてまいります。
滋賀県
一般社団法人東近江市観光協会
https://www.higashiomi.net/