伝統の100年フード部門 〜江戸時代から続く郷土の料理〜
令和7年度認定
栃木上河内に伝わる「鮎の腐れ鮓」
鬼怒川の清流で育った鮎を塩と米でじっくり自然発酵させるこの料理は、特有の芳醇な香りと奥深い旨みが特徴です。かつてはカジカなどの川魚で熟鮓(なれずし)を作っていましたが、現在は手に入りやすい鮎を使う形が主流となり、地域の絆を繋いできました。失われつつある日本の伝統的な発酵文化を今に伝える至高の逸品を、ぜひこの機会に多くの方に知っていただきたいと考えています。そして、この貴重な味を次世代へと守り継いでいきたいと願っております。現在は、11月の新嘗祭の頃に開催される「梵天祭り」にて神々に奉納されるほか、地元の方々の間でも広く親しまれています。各家庭で出来栄えを競うようにご近所へ配ったり、食べ比べのために交換したりと、今なお地域コミュニティを支える大切な伝統の味として生き続けています。
栃木県
栃木江戸料理研究会
https://tochigi-edo.jp/